2018/5/12 ベートーヴェンのメトロノーム

管弦楽の作曲とその演奏は、他者が設計図に基づき完成させるという点で建築と共通している。とりわけベートーヴェンの音楽はタワーの様な質実剛健な建築物に感じられる。必要なパーツは全て揃い、さりとて余計なパーツは一切ない。洗練された不動の構造物だ。

 

そんな一流建築士ベートーヴェンが思い描いた構造物を忠実に再現する為、メトロノームというモノサシに興味を持った事は、さほど驚く事ではない。しかし不思議な事に楽譜には定量的な速度指示と併記して、極めてアナログチックな速度標語も書かれている。何故だろう。

 

速度指示と標語、どちらのテンポを優先すべきか。一見どちらでも良い気がするが、速度指定と標語が不一致と思われる場合もあり、ベートーヴェンのメトロノームが壊れていたという説が唱えられる理由の一つの様だ。

 

競歩という競技がある。そう、異様に速く歩くアレのことだ。僕にはあの競技の存在意義を理解する事は出来ないが、アレを速度標語で表すとすればどうなるのか。Andante?それともAllegro?なんなら走るよりも忙しく見えるのでPrest?果たして当時の人々はどんな速さで歩いたのだろう?

 

さて、無駄を削ぎ落としたベートーヴェンの第8交響曲と、ロマンチックな素材を分厚い壁で支える様にも見えるシューマンの第3交響曲。いよいよ来月6/3、伊丹アイフォニックにて聴き比べ出来ます。お楽しみに。


【Ob.O】


オーケストラ練習 
19:00~21:30  芦乃湯会館2階講堂

指導 
中牟田先生


練習参加者

 管 Fl=2,Ob=2,Cl=1,Fg=2,Hr=4,Trp=0,Trb=0,Tim=0  以上11名(女性5名)

 弦 V1=3, V2=3(トラ1), Va=2, Vc=3(トラ1), K.B.=2(トラ1) 以上14名(女性6名)

                                                 合計25名(女性11名)他に女児が3名


練習曲目
  シューマン/交響曲第3番 第1楽章,第2楽章
  ベートーヴェン/交響曲第8番 全楽章

所要時間 
 
 19:01~19:41(40分)ベートーヴェン/交響曲第8番 第1楽章
  19:41~19:51(10分)ベートーヴェン/交響曲第8番 第2楽章
  19:51~20:03(12分)ベートーヴェン/交響曲第8番 第3楽章
  20:03~20:21(18分)ベートーヴェン/交響曲第8番 第4楽章
  20:21~20:38(17分)
休憩&チューニング
  20:38~21:13(35分)シューマン/交響曲第3番 第1楽章
  21:13~21:30(17分)シューマン/交響曲第3番 第2楽章
                   

椅子並べ Fg.Nさん,Cl.K
    

次週練習曲

  ベートーヴェン/交響曲第8番 
  シューマン/交響曲第3番   

事務局より
 ・次回練習場所は芸文スタジオ5。
 ・Tim参加,キャリーのお手伝いをお願いします。
 ・演奏会負担金徴収中!!
 ・チラシ,チケット配布。楽器屋さんなど配布をお願いします。

おかし
 ・Fg.Nさんより,キャラメル