2025/05/24・31 聴くこと

(5/24も練習はありましたが、ワタクシおやすみしちゃったので、まとめて)

小澤征爾さんが亡くなったのは2024年2月6日。
な〜んか忘れられない日。

つい最近、家事をしながら、不意に録画を流していた。
彼の録画番組をなんとなく見たくなるのは、彼の熱を感じるからかもしれない。
東洋人として西洋の音楽に行き、才能を開花させるまでの不断の努力。

若手育成のための功績は大きく、バーンスタインに師事されただけあるなぁと思う。
PMFも一時期見てみたいなぁと思ったことを思い出す。
青少年のための管弦楽入門も、20年くらい前?には読んだけれど、忘れてるなぁ。
基本に返る、初心を忘れないことって大切なのに、どんどん忘れてるなぁって感じ。

小澤さんの言葉、「聴くこと、それは演奏することよりも大事なこと」。

聴くこと、相手の心の音を感じ取ること。
どう揺れ動きたいか感じ取る力。
初見の今回のアンサンブルだと余裕ないけど、それでも隙間で(笑)、共に奏でる音が気持ちよい。
創ることの楽しさ。

今回流し聞きしていた録画、手を止めて見入ったのも、もう何回目か。
小澤さんの教え子たちが中国で集まり、逝去1年を偲んで演奏会を開催したもの。
その演奏曲の1つが、ベートーヴェン。
やっぱりベートーヴェンかぁという感じ。
彼の音楽って、「生」への渇望がある。
だから、病床についていた時は、エネルギーある音楽すぎて、聴くことができなかった。
見えないものだからこそのエネルギーって、心身への影響が大きい。

演奏会にはVnの豊嶋さんも参加。
彼の音楽にもいつか触れたいと思っていたが、もう何年経っていることや。。。
サイトウキネンオーケストラも、10年以上前から聴きたいと思いながら、結局小澤さんの音楽にはナマで触れられず。
「いつか」は放っておくとやってこない、典型的な感じ。。。

でも、今までいろんな夢を叶えてきている。
子供の時からの夢も、大人になってから夢も、かなり叶えてきた。
今思っているいろんな「いつか」も、叶える。(Cl .sonne)

【練習場所】
5/24 夙川公民館1階 第2集会室
5/31  上宮川文化センター 視聴覚室

【練習参加者 5/31】
管 Fl=2, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=0,Trp=0 以上5名
弦 Vn1=1, Vn2=0, Va=0, Vc=2, KB=0  以上3名  合計8名

【練習曲】
ドボルジャーク/交響曲第6番 全楽章

【お知らせ】
・練習予定の変更
①6/7 合奏あり
②6/14・28は合奏なし
③6/21は合奏なしだが、会場での個人練習可能

 

2025/05/17 歌曲の調べ

「菩提樹」や「セレナーデ」を今年になってからピアノで弾いたためなのか、
今回のSchubertの2楽章、歌曲王だなぁということを感じた。

そして、ベートーヴェンを敬愛していたんだなぁということも。

ところどころ、ベートーヴェンを感じる音型が出てくる。
どこか、というとはっきり指摘できないもどかしさ(苦笑)。
彼の、ベートーヴェンへの憧憬はやまない感じがするなぁ。。。

前回の練習で、2楽章に彼の歌曲のかわいらしさがあるなぁとは思っていたが、
前回よりも音楽が見えてきたおかげか、さらに歌の感じが見えた。

花がゆっくり咲くような、そんな音型の数々。

昔、アカデミーで、言われたのは、
「花開くような音楽を。植物園で花が咲くのをじ~っと見たことある?」
ってことだったなぁ、そういえば。
今日の感じはそれをイメージするところがあちこちに散りばめられていた。
シューベルトは私小説的だという言葉も見たが、自然描写の吐露だとか。

イメージすることができるのは、人間の想像力の特権。
けれど、ホンモノにはかなわない。
市内の植物園で、じ~~っとひたすら花を見たいと思って数年。
「いつか」は、自分でつくるけど、ちょい先のことになりそう。

【練習場所】
夙川公民館2階 第1集会室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=1,Trp=0 以上5名
弦 Vn1=1, Vn2=0, Va=0, Vc=2, KB=0  以上3名  合計8名

【練習曲】
シューベルト/交響曲第8(9)番第3→4→1→2楽章

【おやつ】
・今回はアイスコーヒー。

【お知らせ】

・次回は、
①オネゲル/交響詩「夏の牧歌」
②シューベルト/交響曲第8(9)番

2025/05/10 休符の音楽

久しぶりに吹奏楽の演奏会へ。
倍音が聴こえず、なかなか耳が大変だった。
吹奏楽は私も以前やっていたけど、吹奏楽の豊かなpってなかなか出会うことがない。
管弦で演奏していると、pがfよりも豊かな響きを持つことがあることを感じる。

吹奏楽を聴いていると、普段の弦楽器と合わせているときの音の響きとは異なる。
管弦だと、弦楽器の振動が空気を伝わり、そこに管楽器の音が乗る。
ある意味、吹奏楽よりもラクに響く感じもしている。

いろいろと学びもあるもので、人さまの演奏会も大事だなぁと思う。

そして、久しぶりに思ったのは、休符の音楽のこと。
音楽の中にある句読点と共に、休符でどうやって音楽をするのかということ。

シューベルトのそれぞれの楽章でも最後は休符。
これって音楽なんだろうなぁと思う。
けれど、それを創ることが、めちゃめちゃ難しいけれど!

音符があるからだけが、音楽というわけでもなく。
休符の中でどうやって音楽するかってことを、これまで学んできた。
難しいけれど。
人も音楽も休むことも大事ってことか。

無声の音楽ってピアノ楽譜もあるからねぇ。
何もピアノを弾かない、ただただ無音の楽譜。

Schubert2楽章で、歌曲王らしい音型が出てきた。
彼の休符と音符のはざまの音って、おもしろい。
けれど、ともかく長く、繰り返しが多いのが、なかなか大変だなぁ。
集中力との闘い。。。(Cl.sonne)

【練習場所】
夙川公民館1階 第2集会室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=1, Fg=0, Hr=1,Trp=0 以上4名
弦 Vn1=1, Vn2=0, Va=0, Vc=1, KB=0  以上2名  合計6名

【練習曲】
シュポア/九重奏曲作品31
シューベルト/交響曲第8(9)番第1・2楽章

【珈琲タイム】

・今回はインドだったらしい。。。

【お知らせ】
・次回、シューベルト3・4楽章の予定。

2025/05/03 シューベルト

チャイコフスキーからシューベルトへ。

しっかり、音楽がドイツ語。
いままでミューが作ってきた言語が生かされてるせいか、
チャイコフスキーのように、「さて?」と思うところが少ない。
音楽ってほんと、言葉だなぁと思う。
シューベルトってちゃんと(?)ドイツ語だなぁと思った初見大会だった。

しかし、シューベルトらしいというか、なんというか、、、。
アルペジオーネを練習しているということもあるせいか、
彼の歌曲のイメージから、最近は、見え方が変わったきた。
歌曲王のイメージだけのときは、若くして亡くなった人だったんだなぁとぐらいしか思っていなかったけど、ピアノも含め、器楽曲を演奏すると、なんともめんどくさそうな人物像が見え隠れしている(笑)。

このウィーン時代、いろんな人がかかわっているから、なかなかおもしろそうな時代だなぁ。
クリムトのシューベルトの絵は焼失してなくなったらしいけれど、音楽だけでなく、芸術家どうしの交流もあり、そうそうたるメンバーが生きていた時代。
輝く星々、磨き合っていたんだろうなぁ。。。

【練習場所】
夙川公民館2階 第1集会室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=1, Fg=0, Hr=0,Trp=0 以上3名
弦 Vn1=1, Vn2=0, Va=1, Vc=2, KB=0  以上4名  合計7名

【練習曲】
シューベルト/交響曲第8(9)番第1・2・3・4楽章