2017/03/05 ブレーメンの音楽隊 19:00~21:30 夙川公民館2F

バ、犬、猫、鶏、いずれも高齢で飼い主の役に立たなくなった4匹の家畜たちが、殺される運命を避けて、ブレーメンの町を目指す。「死ぬよりゃましなことはどこへ行ったって見つかるさ」という名文句は、作家カール・ツックマイヤーが引用し使っている。現代のブレーメンの町の真ん中の広場、市庁舎脇には、1953年建立の4匹のブロンズ像があり、町のシンボル的な存在となっている。

でも、ご存じかと思うが、動物たちはブレーメンには行っていないし、当然、音楽隊にも入っていない。
街に向かう途中の森で夜を迎えたとき、4匹は偶然に「盗賊たち」の家を見つける。中をのぞくと盗賊たちが豪華な夕食の最中。この悪い連中(盗賊ではない、動物たちだ)は悪知恵を働かせて、盗賊たちを脅して出て行かせ、まんまとご馳走にありつく。一度盗賊の手下が戻ってくるも、見事撃退して、そのままそこに居着いてしまい、安楽に暮らす。めでたしめでたし。と言うか、かわいそうな盗賊たち…。と言うか、ブレーメンと音楽隊はどこへ行ったんだあ。

要するに、市民でも農民でもないアウトサイダー同士の分捕り合いの話なのだ。
ブレーメンも、音楽隊も、動物たちを集結させ駆り立てる幻想にすぎない。そもそも、ブレーメンという固有名はもともとの話にはなく、あとで付け加えられたらしい。だいたい、高齢で働けなくなった動物たちが、ブレーメンでなら音楽隊に入れてもらえると考えるところが、当時のブレーメンの音楽のレベルに対する、周囲からの評価を反映していると考えられている。でも今のブレーメンの人たちはそんなことにはお構いなく、この話に愛着を抱いている様子。
ではクイズ。グリムのテクストでは、ロバと犬は、音楽隊に行ってそれぞれ何の楽器を演奏することになっていた、というか、演奏するつもりになっていたか。
正解は、ロバがリュート(多くの翻訳では「ギター」になっている)、犬がティンパニ。蹄でどうやってリュートを弾くんだか。猫はセレナーデ(ドイツ語で「夜の音楽」Nachtmusik)が得意、鶏も声を買われており、いずれもヴォーカル志望だったと思われる。【Ab】

 

オーケストラ練習


練習参加者

 管 Fl=2,Ob=1,Cl=2,Fg=1,Trp=0,Hr=3 以上9名(女性4名) 

 弦 V1=3,V2=2(小6男子=1),Va=1,Vc=2,KB=0 以上8名(女性3名)

 合計17名(女性7名)他に女児が3名。

練習曲目

 ブラームス/交響曲第1番 第2楽章、第3楽章、第4楽章

 メンデルスゾーン/交響曲第1番 第2楽章、第3楽章

指揮と指導 中牟田先生


所要時間
 

 19:05~19:52(47分)ブラームス/交響曲第1番 第2楽章

 19:52~20:27(35分)ブラームス/交響曲第1番 第3楽章 

 20:27~20:40(13分)休憩&チューニング

 20:40~21:00(20分)ブラームス/交響曲第1番 第4楽章
 21:00~21:17(17分)メンデルスゾーン/交響曲第1番 第3楽章
 21:17~21:35(18分)メンデルスゾーン/交響曲第1番 第2楽章


おやつ
:先週のNさんに続き、Abさん提供「Mozartのチロルチョコ」
    
椅子並べ M氏。いつもいつも有難うございます。


次週練習曲

 メンデルスゾーン/交響曲第1番 第2楽章、第3楽章

 ブラームス/交響曲第1番 第2楽章、第3楽章、第4楽章


事務局より
 次回の練習は夙川公民館です。

特記
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