2025/01/25 泉のごとく。

ミューの練習前に、久しぶりに音楽のオベンキョー会へ行った。
プロの弦楽器奏者さんとピアノのブラームスのカルテット。

その中で、クララコードを聴いていると、涙が出てしまった。
もちろん、奏者の方々の音楽創りの素晴らしさもあるだろう。
けれど、ブラームスの愛いっぱいの音型を感じて、この音符の動きって、愛情たっぷりの音だなぁと思うと、もう涙腺だめだった(笑)。

演奏を聴きながら、部屋から外を見ると、なんとも寒くて温かな空だった。
対極にあるものを同時に感じる不思議さ。
雲が少々出ているけれど、日本の冬らしい空だ。
あの山の向こうにいるクララへ、音楽を届けたいとブラームスは思って創ったのかなぁと思った。
ブラームスの交響曲第1番のHrの音もそうだけれど、クララを想っての音って、人間らしくて琴線に触れる。
音楽って、心の音なんだよなぁってつくづく思う。
しかもハ短調かぁ。意味深だなぁ。。。

週末の公園での筋トレやストレッチをしていると、鳥たちの声がよく聴こえる。
あんなに小さい音なのに、なんと響くことか。
音楽そのものが、自然の音だなぁということを思い出された。
それを忘れての演奏は自然の摂理に反するから、感動って薄れるのかなぁとも。
技術の高い演奏ではなく、感動は違うところで起きている。
もちろん、技術あってのことでもあるけれど。
子供の合唱に感動することは、そのあたりがあるからかな。

私にはやっぱりうちのコンミスの音楽が好きだなぁと思うし、もっと音楽が揺らせばいいのに、と思うことすらある。
人間らしい揺らぎの音楽。放物線的な。
といっても、私自身が音をつけていけるかはわからないが(笑)

今日のチャイコフスキーの5番も、自然の音がいっぱい。
写真も実はロシアの秋のツンドラの様子。
長く閉ざされた雪の下には、この命の芽吹きや命のリレーも。
(Cl.sonne)

【練習場所】
プレラホール練習室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=1,Trp=0 以上5名
弦 Vn1=1, Vn2=1, Va=0, Vc=2, KB=0  以上4名  合計9名

【練習曲】
チャイコフスキー/交響曲第5番2・3楽章、1楽章通すだけ。

【おやつ】
・コーヒーとチョコクッキー。

【お知らせ】
・2/1(土)は練習お休み。次回は2/8(土)。
・次回練習は4楽章の予定。

2025/01/18 ツンドラ。

このところ練習しているチャイコフスキー第5番。
この曲を吹いていると、
ツンドラ、針葉樹林、湖、緑と花々を感じる。
彼の音楽ってそんな感じ。
どこまで行っても、人間って環境に生かされているというべきか。

ドイツに旅行で行くときに、飛行機がロシア上空を通っていたけれど、
旅行に行くのは冬が多かったものだから、
ロシアはまっ白でま~~ったく町は見えず。
オリオン座が自分の目の高さに見えたっけ。
昔、友人がヨーロッパに行くときに、
ロシア上空でオーロラを見たとか言っていたっけなぁ。

寒さを知っているからこそ、
わずかな温かさが、より温かく感じるんだろうなぁ。
だから1輪の花が美しく。
闇の中の一条の光がキラキラと輝く音がすると、
今、生きてるなぁと感じる音楽でもある。

でも、あのfの数をどう演奏すべきかは悩ましい。。。
ただ大きく音を出せばいいわけでもなく。うむむむ。

余談。
1/20は日本は大寒も迎えるが、
北海道がマイナス40度になったことが大昔にあるとの記録を見た。
マイナス40度は一体どんな世界なのか、と調べてみると、
15分間外にいたらカメラが凍って動かないとか。
その中で生きる野生の生き物たちって、すごいエネルギー。
(Cl.sonne)

【練習場所】
夙川公民館1階 第2集会室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=0,Trp=0 以上4名
弦 Vn1=1, Vn2=1, Va=1, Vc=2, KB=0  以上5名  合計9名

【練習曲】
チャイコフスキー/交響曲第5番2・3・1楽章

【お知らせ】
・次回練習は第3・4楽章の予定。
・次回の会場は、プレラホール練習室
(阪急西宮北口駅前)

2025/01/11 音初め

2025年幕開け。
といっても、このブログのアップの頃には小正月も終わっている。
いやはや、すでに1月も半ば。
今年も深く、そして、楽譜の向こう側をみつめられますように。
(Cl.sonne)

【練習場所】
夙川公民館1階 第2集会室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=0,Trp=0 以上4名
弦 Vn1=1, Vn2=1, Va=1, Vc=2, KB=0  以上5名  合計9名

【練習曲】
チャイコフスキー/交響曲第5番 第1・2楽章

【おやつ】
・かりんと饅頭

【お知らせ】
・次回、チャイコフスキー/交響曲第5番 第2・3楽章

2024/12/28 今年最後の音納め。

日本とは本当に不思議な国だなぁと思うのが、この年末の時期。
クリスマスから、1週間後には急に年末年始に街の風景が変わる。
もうすぐ街中で聞こえる音楽も、クリスマスソングから「春の海」へ。

さて。
12/28は、2024年のミューの音納めの日。
納まったかどうかはそれぞれの心の内に。(;^ω^)

個人的には、1年の休養を得て、8月から復帰することができた。
喜びいっぱいの下半期だった。
以前は音楽がなければ生けていけないと思っていた。
けれど、そうではないことを知った。
音楽がなくても生きていけるけれど、豊かに生きる上で音楽は不可欠だと実感した1年。
もうあのリハビリのしんどさは、思い返すことすら、かなりつらい。
でも、諦めなかったから今がある。
地道な努力。
Clを取り戻るためのリハビリもよ~がんばった。。。

人が生きていく上で、最後に残るのは感謝の気持ちなんじゃないかと思った。
いろんな感情をそぎ落とした最後に残るもの。

ここまでClを愛すことができ、ミューを愛して、この場にまた戻ってこられたことには感謝しかない。
まだまだ体の完治は難しいけれど、それを上回る勢いで、心が躍動している。
諦めない。
ただ、それだけ。
生きていれば、なんとかなる。

「煩悩の犬は追えども去らず」とも言うけれど、来年もまた煩悩をそぎ落とし、さらに深いところまで音楽を追求できたらいいなぁ。
鐘の音ならぬ、今日のミューの音楽で、煩悩が消えてるかな。(笑)
(Cl.sonne)

【練習場所】
上宮川文化センター 視聴覚室(13:00~15:30頃まで)

【練習参加者】
管 Fl=2, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=0,Trp=0 以上5名
弦 Vn1=1, Vn2=0, Va=1, Vc=1, KB=0  以上3名  合計8名
応援隊(?) 6歳と2歳の子供たち

【練習曲】
チャイコフスキー/交響曲第5番1・2楽章

【お知らせ】
・次回練習日は、1/11(土)夙川公民館。
・チャイコフスキー交響曲第5番第1・2楽章の予定。