管弦楽の作曲とその演奏は、他者が設計図に基づき完成させるという点で建築と共通している。とりわけベートーヴェンの音楽はタワーの様な質実剛健な建築物に感じられる。必要なパーツは全て揃い、さりとて余計なパーツは一切ない。洗練された不動の構造物だ。
そんな一流建築士ベートーヴェンが思い描いた構造物を忠実に再現する為、メトロノームというモノサシに興味を持った事は、さほど驚く事ではない。しかし不思議な事に楽譜には定量的な速度指示と併記して、極めてアナログチックな速度標語も書かれている。何故だろう。
速度指示と標語、どちらのテンポを優先すべきか。一見どちらでも良い気がするが、速度指定と標語が不一致と思われる場合もあり、ベートーヴェンのメトロノームが壊れていたという説が唱えられる理由の一つの様だ。
競歩という競技がある。そう、異様に速く歩くアレのことだ。僕にはあの競技の存在意義を理解する事は出来ないが、アレを速度標語で表すとすればどうなるのか。Andante?それともAllegro?なんなら走るよりも忙しく見えるのでPrest?果たして当時の人々はどんな速さで歩いたのだろう?
さて、無駄を削ぎ落としたベートーヴェンの第8交響曲と、ロマンチックな素材を分厚い壁で支える様にも見えるシューマンの第3交響曲。いよいよ来月6/3、伊丹アイフォニックにて聴き比べ出来ます。お楽しみに。
【Ob.O】
オーケストラ練習
19:00~21:30 芦乃湯会館2階講堂
指導 中牟田先生
練習参加者
管 Fl=2,Ob=2,Cl=1,Fg=2,Hr=4,Trp=0,Trb=0,Tim=0 以上11名(女性5名)
弦 V1=3, V2=3(トラ1), Va=2, Vc=3(トラ1), K.B.=2(トラ1) 以上14名(女性6名)
合計25名(女性11名)他に女児が3名
練習曲目
シューマン/交響曲第3番 第1楽章,第2楽章
ベートーヴェン/交響曲第8番 全楽章
所要時間
19:01~19:41(40分)ベートーヴェン/交響曲第8番 第1楽章
19:41~19:51(10分)ベートーヴェン/交響曲第8番 第2楽章
19:51~20:03(12分)ベートーヴェン/交響曲第8番 第3楽章
20:03~20:21(18分)ベートーヴェン/交響曲第8番 第4楽章
20:21~20:38(17分)休憩&チューニング
20:38~21:13(35分)シューマン/交響曲第3番 第1楽章
21:13~21:30(17分)シューマン/交響曲第3番 第2楽章
椅子並べ Fg.Nさん,Cl.K
次週練習曲
ベートーヴェン/交響曲第8番
シューマン/交響曲第3番
事務局より
・次回練習場所は芸文スタジオ5。
・Tim参加,キャリーのお手伝いをお願いします。
・演奏会負担金徴収中!!
・チラシ,チケット配布。楽器屋さんなど配布をお願いします。
おかし
・Fg.Nさんより,キャラメル