2019/5/25 吊り下げる

私の演奏しているバスーンは3kg程度の重量があるため、手だけでは支えられないために
ストラップを付けて体のどこかに吊り下げて演奏します。

ミューで必ず楽器を吊るす必要に迫られる楽器は他に無いのでは?

手の負荷を解消するためにクラリネットやオーボエで吊るされている場合もありますが、
なければ演奏不可能な楽器は我々だけでしょう。

管長は約2.6mあり、二つ折りで1.4mほどある長い楽器。それ故に保持方法にいくつかあります。

(1)首から吊り下げる
(2)たすき掛け等で肩から吊りさげる
(3)お尻で踏んだベルトに楽器をかける(座奏専用)

(1)はネックストラップ
(2)はショルダーストラップまたはハーネス型ストラップ
(3)はシートストラップ

と呼ばれます。

(3)は我々の楽器でしか成り立たない形です。

私は長年(3)を使っていました。
右側で重量を受け止めるため、座奏時に最も左手に負担がかからないためです。

ただ、立奏時は使用できないために(1)か(2)を使用する必要があり、全く感覚が変わります。

これはバスーンの形状が長いため、楽器の重心と中心が一致せず、
左側に重心が偏ってしまうことで起こる現象です。

そのため、吊るした場合は左手で大半の重量を支えることになります。

ソロでの演奏やレッスンを受ける時に立奏で演奏をしなくてはならず、

(3)のストラップ使用時と(1)(2)のストラップを使用した時の差に困り、
この4~5年は(2)を使用しています。

(2)は座奏と立奏を共通に使える為、どの状態であっても演奏時に差が出ませんが腱鞘炎を再発させました。

迷い、巡り巡って現在使用の(2)のタイプのストラップにたどり着きました。

ずいぶんましになってはいますが、それでも上記の苦労を抱えながら、現在も演奏しています。

演奏会の最中、左手を振ようなしぐさを見た場合、この為だと分かって頂けると非常に嬉しいです。

しかし、それを補って余りあるほどにこの楽器の演奏は愉しいので、皆が続けているものだと思います。

【Bsn.S】

オーケストラ練習
19:00~21:30 アルカイックホール練習室1

指導
中牟田先生

練習参加者
管 Fl=2, Picc=1(トラ), Ob=2, Cl=2, Fg=2, Hr=4        以上13名
弦 Vn1=1, Vn2=4(トラ1), Va=5(トラ1), Vc=3(トラ1), K.B=2(トラ2) 以上15名 合計28名

所要時間
19:05~19:40(35分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第4楽章
19:40~20:19(39分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第5楽章
20:19~20:34(15分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第1楽章
20:34~20:48(14分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第2楽章
20:48~21:01(13分)休憩&チューニング
21:01~21:16(22分)ブラームス/交響曲第2番 第3楽章
21:16~21:36(20分)ブラームス/交響曲第2番 第4楽章

椅子並べ
木管男性陣

事務局より
・次回の練習場所はアミティホール大会議室。