弓を使う場所について

前回演奏会では、ピアノ協奏曲の楽譜には「先弓」や「全弓」と記入していただき、
それなりに効果があったようです。
そこで、ブラームス4番でも同様に取り入れていきたいと思います。
ただし、アップ・ダウンと同様、表現したいニュアンスによって流動的であるため、
あまりとらわれ過ぎることなく臨機応変にのびのびと演奏してください。
「上半分」なんて書くのは面倒だし読みにくいので、
ドイツ語の省略記号を使用しましょう。

 G.B.  ganzer Bogen  全弓で
 M.  Mitte  中弓で
 Fr.  Frosch  元弓で
 Sp.  Spitze  先弓で
 H.B.  Halber Bogen  半弓で
 u.H.  untere H?lfte  下半分で
 o.H.  obere H?lfte  上半分で
あまり統一されていない省略記号ですので、
まったく違うものを目にされたことがあるかもしれません。
「半弓で」のH.B.はよく見かけますが、
上下どちら半分なのかわからないとあまり意味がありませんので、
ほとんど使われることはありませんが、u.H.とo.H.を使いたいと思います。
上げ弓・下げ弓とあわせて順次決めていきますね。

カテゴリー未分類

“弓を使う場所について” への1件の返信

  1. 成る程ドイツ語の略号(略称)は便利ですね。小生は、(全弓)→全、(中弓)→中、(元弓)→元、(先弓)→先、(半弓)→半、(下半弓)→下半、(上半弓)→上半のように「弓」を省略しても誤解は生じないと思い、自分なりに決めていました。ドイツ語の略称はおしゃれだし知っていれば便利ですが・・・。u.H.は上半分と間違えそう。ともあれ団として統一なら覚えるようにします。小生としては当分は漢字と併記になりそうです。尚、ヴィオラのメンバーには添付書類で表を送信しておきました。

コメントは受け付けていません。