振動。

新年度スタートでバタバタで、少々、久しぶりの書き込みです。

先日、大阪中之島公会堂で行われていた、
「関西弦楽器製作者教会第4回展示会」なるものを見に行って来ました。
4/28(土)・4/29(日)の2日間だけの開催。

私が知ったのも28日の夜(夜中)に友人からの連絡で知ったので、
みなさんにご紹介するヒマもありませんでしたが。。。
会場に伺ったのも閉会30分前。

バタバタでしたが、久しぶりにイタリアの知人に会えました。
クレモナで弦楽器職人をしている女性です。日本人。
同年齢なんですが、日本人女性初のコンクール入賞したり、イタリアにぽ~んと行ったり、
ものすごくアクティブな人で、出会うと刺激をいただきます。
まだ会った回数は少ないですが、会うたびに、パワーをもらいます。

さて、この展示会は年に1回開会され、「関西」という名前はついているものの、
日本全国、はたまた、
世界から参加されている弦楽器職人のみなさんの楽器を目にすることができます。
この展示会は楽器を実際に触って音を出すことができるのが素敵。
弾きに来られている方々は、それはそれはかなり技術のある方ばかり。
その中で弾くにはなかなか勇気がいりますが!(笑)

私もこっそり、彼女が作ったヴィオラを弾かせていただきましたが、
今回の作品は44センチ!!大きい!

木が若い響きだなぁと思いましたが、大きい分、若くとも豊かな響き。
やっぱり弦楽器の揺らぎっていいなぁ!と思いながら
こっそり開放弦を弾いてました。(笑

公会堂の1室で行われている展示会なので、場所は狭い目。
アミティ大会議室よりもせまいぐらいですかねぇ。

それなのに、不思議なことに、あちこちで弾かれる楽器の音が、混ざることなく、
ひとつひとつクリアに聴こえる演奏(試奏)がありました。

ヴァイオリンからコントラバスまで、音の高低はありますが
決してうるさすぎず、耳が痛くなるという感じではありません。
見に来られている方々は自由に楽器を触っているので、かなりの音量なはずなのに。

弦楽器って不思議だなぁ~と思います。
もちろん、弾く人によっても異なりますが、管楽器とは違う色。
あの弦楽器の世界観は、歴史が浅いほうになるクラリネットにはありませんでした。

弦楽器がつくる空気の振動。

オケの曲が好きなのも、あの弦楽器の世界観に触れられるからでしょうか。

このところ、演奏会に向けて、それはもうたくさんの音を聞いて、音探ししています。
第九のピアノ協奏曲3番は聴くことなくなったので、車で久しぶりに聴くと新鮮でした。

聞きすぎると曲を覚えてしまって合奏中に差しさわりがでるので、
演奏曲を同じCDで聴くのは避けてますが。

もっと弦楽四重奏を聴いて、弦楽器に寄り添うことができる音を
もっと考えていかないと思ってます。
オケの最小単位ともいえる?弦楽器四重奏、
これ聞いたらもっと音が豊かになるかしら~。

久しぶりに聴きました、ハイドン。

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