2018/10/13 音色を求めて三千里

コンミスが多忙につき代理をすることが多いが、毎度思う。

 

「あれ、こんなに弾けないのか、、、。自分の音色ってこんなもんなのか、、、。」と。

 

音楽は、楽譜通りに弾くのは当たり前(なお、弾けてない)で、音色を作り出すのが本番だというのは頭では分けるができない。

 

そんなときに宮下奈都の『羊と鋼の森』という小説を読んだ。あらすじはこうだ。

 

ーなにも取り柄のない高校生「外村」は、調律師の「板鳥」と出会う。そしてピアノの音に魅了され、調律師の道を歩んでいく、、、ー

 

この小説で好きな場面がある。

 

外村が仕事で失敗し落ち込むところに、憧れの板鳥が自分の目指す音を、「明るく静かに澄んで懐しい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」と語る。

 

ひとり一人が奏でる音にはそれぞれ個性がある。自分は今まで誰かに合わせて、自分の音楽に責任をもっていなかったのではないかと思った。まだ、今からでも間に合うだろうか。

 

板鳥はこうも言っていた。

「焦らないでください。こつこつするのが、大切ですよ。」

 

自分の音色を見つけるのはまだまだ時間がかかりそうだ。

【Vn.U】


オーケストラ練習 

 19:00~21:30 夙川公民館1階第2集会室

指導 中牟田先生

練習参加者

 管 Fl=2, Ob=2, Cl=2, Fg=2, Hr=3         以上11名

 弦 Vn1=2, Vn2=2+1(臨時2nd), Va=3+1(臨時ヴィオリスト), Vc=2 以上11名 合計22名


所要時間 
 
 19:01~20:09(68分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第1楽章
  20:09~20:21(13分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第2楽章
  20:21~20:41(20分)休憩&チューニング
  20:41~21:25(44分)ブラームス/交響曲第2番 第2楽章
  
21:25~21:30(05分)ブラームス/交響曲第2番 第3楽章    


椅子並べ 
1stVn.Uさん,Cl.Mさん


事務局より
  ・
次回の練習は上宮川文化センター(芦屋)。

2018/10/6 チャンドス卿の手紙

「チャンドス卿の手紙」は、1902年に発表されたホフマンスタールの作品。
ブラームスが生きた19世紀末において、ヨーロッパ文化の危機を表した文学作品として、多くの研究の対象となったらしい。ホフマンスタールはR.シュトラウス「ばらの騎士」の台本執筆者でもある。

 

「ある判断を表明するためには、いずれにせよ、口に出さざるを得ない抽象的な言葉が、口の中で腐れ茸のように崩れてしまう」。それゆえに、「いかなる言葉もそれを言い表すには貧しすぎる」と考えたチャンドス卿(文学活動を行う架空の人物)は、言語の限界を感じ、文学から去ることになる。「一個のじょうろ、畑に置きっぱなしの馬鍬、日なたに寝そべる犬、みすぼらしい墓地、小さな農家」といった、ごく日常的なものに対しての感動。目に見えるものと見えないものの交錯。音楽そのものだなぁと思う。

 
昨年の演奏会前から、持っているスコアの前文に書かれているドイツ語翻訳に取り組んでいる。英語とドイツ語だと、微妙に語感が違うので、原語で意味が知りたかった。ドイツ語の流れの音楽をいつか創れたらなぁ~というのが高い高い目標。
それに、外国語を学ぶと、日本を知る機会が増えることも楽しい。ドイツ語を習い出して4年目。なかなかレッスンに行けないうえに勉強不足で進歩は見られないし、訳すだけでもかなーり時間がかかっているが、少しでもできることないかと足掻き中だ。

 

昔はピアニストを目指し、現在は大学でドイツ語教えている方に師事している。
ドイツ語先生の研究対象であるホフマンスタールの話を通して、19世紀末のウィーンの思想を聞いた。
世紀末ウィーン。表面的な世界と深層心理の世界の混在。「自然」の美だけではなく、その影と共に存在する世界こそが美しい。クリムトやフロイト、カフカなど、様々な分野で教科書に出てくるようなたくさんの著名人が生き抜き、そして、楽友協会などの有名建造物ができた時代でもある。

 

スコアの前文には、ブラームス自身が1877Simrock出版に、「交響曲第2番はメランコーリックなものだ」「スコアには死亡通知書の黒枠をつけるべきだ」という手紙を書いたとある。

TrbTubaTimがその不安定さを描いており、ブラームスのファンだったある指揮者が「こんな牧歌的な気分の曲に、轟くTimTrbTubaの悲観的な音を取り入れたのはあり得ないように思えるが、なぜ入れたのか?」と尋ねているが、「その音無しにはありえなかった」と、ブラームスは答えている。

光と影が、この第2交響曲の中には存在している。第12楽章は明らかに、第34楽章は複雑なまでにも様々なキャラクターの存在が浮かび上がりながら。

「自分はメランコーッリックな人間」と自身を表現するブラームス。光と闇の交錯する時代に創られた第2交響曲を、ただ単に牧歌的に演奏するのは表面的なことで、繰り返し使われている「メランコーリック」をどう表現するかって難しいなぁ。。。牧歌的な音符の楽譜の向こうに、陽光と共にある闇。
前文で、ブラームスは、ヘ短調を「世界苦」の音と表現もしている。


今回は真面目に曲の話を書いてみた。自分で自分を奮い立たせているようなものであったりするが、とりあえず、私にはヘ短調の音階練習も必要だなぁ。
ベートーヴェンも含めて、これらの曲の調性を練習しながら、調性が持つ色を感じながらの音階練習が必要か。。。あ~~、やることいっぱいだなぁ。。。

【Cl.K】


オーケストラ練習 

 19:00~21:30 夙川公民館1階第2集会室

指導 中牟田先生

練習参加者

 管 Fl=2, Ob=2, Cl=2, Fg=1, Hr=2         以上9名

 弦 Vn1=3, Vn2=2, Va=3+1(臨時ヴィオリスト), Vc=2 以上11名  合計20名


所要時間 
 
 19:05~19:33(28分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第3楽章
  19:33~19:58(25分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第4楽章
  19:58~20:34(36分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第5楽章
  20:34~20:48(14分)休憩&チューニング
  20:48~21:30(42分)ブラームス
/交響曲第2番 第1楽章

       

椅子並べ Cl.Mさん

事務局より
  ・
次回の練習は夙川公民館

おやつ

  ・Va.Mさんよりクッキー。

2018/9/29 部活動

今日、全国で中学校の部活動での活動時間を短縮する動きが広まっているらしく、私が通っている学校もすべての部活動が大幅に練習時間を減らしている。

 

私は吹奏楽部だが、元々吹奏楽部といえば随分鬼畜な練習時間と拘束時間で語られることが多い。

体育会系文化部とはよく言ったもので、運動部顔負けの練習メニューが連日繰り

返されていた。

 

それが、今回の時間短縮で大幅に減っている。

計算してみると前のおよそ4分の1。

 

最初は喜んでいたが、よく考えるととんでもない事になる。

0から楽器を始めて他校と競う部活で4分の1。

これでは私立の学校が有利になるだけで、それも癪にさわる。

 

お国の方針にちっぽけな私が叫んだところでどうにもならないことは目に見えているので、こんな事している内にもっと練習します。

【Vn.Koh】


オーケストラ練習 

 19:00~21:30 上甲子園公民館

指導 中牟田先生

練習参加者

 管 Fl=1, Ob=2, Cl=2, Fg=1, Hr=1 以上7名

 弦 Vn1=3, Vn2=3, Va=2 , Vc=2    以上10名   合計17名


所要時間 
 
 19:01~20:19(78分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第2楽章
  20:19~20:32(13分)休憩&チューニング
  20:32~21:13(41分)ブラームス/交響曲第2番 第1楽章
  21:13~21:38(25分)ブラームス/交響曲第2番 第2楽章

       

椅子並べ Cl.Mさん

事務局より
  ・
次回の練習は夙川公民館。


2018/9/22 勘違い?

勘違いとは・・・[名](スル)間違って思い込むこと。思い違い。

昨日のことを思い出し、意味を調べてみた。

 

昨日の合奏の際、ブラームスの楽譜をチェロパートのだと思い込み、

ずっと先生に言われるまで弾いていたのは、「コントラバス」パート。

チェロに出会って、合奏に出続けているが、こんなミスは初めて。

恥ずかしさがいっぱいなのと同時に、こんな自分に呆れてしまった。

 

言葉の意味からすると、私の行動は「勘違い」じゃなさそうだ。

やはり「天然」なのか。

天然な人にはどんな特徴があるのか というのを目にした。

1.天然の人は思ったことをそのまま口にする
2.天然の人はドジでおっちょこちょい
3.天然の人は空気を読めないことも
4.天然の人はピュアな人が多い
5.天然の人はプラス思考で前向き

 

自分でもいくつかは当てはまっているような気がする。少々複雑だが、なぜか

すっきりした。

こんな私とご一緒してくださる先生、団員の皆さん、ありがとうございます!

【Vc.M】


オーケストラ練習 

 19:00~21:00 上宮川文化センター

指導 中牟田先生

練習参加者

 管 Fl=2, Ob=2, Cl=1, Fg=1, Hr=3         以上9名

 弦 Vn1=3, Vn2=3, Va=2+1(臨時ヴィオリスト), Vc=1 以上10名  合計19名


所要時間 
 
 19:01~19:53(52分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第1楽章
  19:53~20:07(33分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第2楽章
  20:07~20:58(51分)ブラームス/交響曲第2番 第1楽章

       

椅子並べ Ob.Oさん ,Ob.Kさん ,Fg.Nさん

事務局より
  ・
次回の練習は上甲子園公民館。

おやつ

  ・Fg.Nさんより甘納豆。