2025/05/17 歌曲の調べ

「菩提樹」や「セレナーデ」を今年になってからピアノで弾いたためなのか、
今回のSchubertの2楽章、歌曲王だなぁということを感じた。

そして、ベートーヴェンを敬愛していたんだなぁということも。

ところどころ、ベートーヴェンを感じる音型が出てくる。
どこか、というとはっきり指摘できないもどかしさ(苦笑)。
彼の、ベートーヴェンへの憧憬はやまない感じがするなぁ。。。

前回の練習で、2楽章に彼の歌曲のかわいらしさがあるなぁとは思っていたが、
前回よりも音楽が見えてきたおかげか、さらに歌の感じが見えた。

花がゆっくり咲くような、そんな音型の数々。

昔、アカデミーで、言われたのは、
「花開くような音楽を。植物園で花が咲くのをじ~っと見たことある?」
ってことだったなぁ、そういえば。
今日の感じはそれをイメージするところがあちこちに散りばめられていた。
シューベルトは私小説的だという言葉も見たが、自然描写の吐露だとか。

イメージすることができるのは、人間の想像力の特権。
けれど、ホンモノにはかなわない。
市内の植物園で、じ~~っとひたすら花を見たいと思って数年。
「いつか」は、自分でつくるけど、ちょい先のことになりそう。

【練習場所】
夙川公民館2階 第1集会室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=1,Trp=0 以上5名
弦 Vn1=1, Vn2=0, Va=0, Vc=2, KB=0  以上3名  合計8名

【練習曲】
シューベルト/交響曲第8(9)番第3→4→1→2楽章

【おやつ】
・今回はアイスコーヒー。

【お知らせ】

・次回は、
①オネゲル/交響詩「夏の牧歌」
②シューベルト/交響曲第8(9)番

2025/05/10 休符の音楽

久しぶりに吹奏楽の演奏会へ。
倍音が聴こえず、なかなか耳が大変だった。
吹奏楽は私も以前やっていたけど、吹奏楽の豊かなpってなかなか出会うことがない。
管弦で演奏していると、pがfよりも豊かな響きを持つことがあることを感じる。

吹奏楽を聴いていると、普段の弦楽器と合わせているときの音の響きとは異なる。
管弦だと、弦楽器の振動が空気を伝わり、そこに管楽器の音が乗る。
ある意味、吹奏楽よりもラクに響く感じもしている。

いろいろと学びもあるもので、人さまの演奏会も大事だなぁと思う。

そして、久しぶりに思ったのは、休符の音楽のこと。
音楽の中にある句読点と共に、休符でどうやって音楽をするのかということ。

シューベルトのそれぞれの楽章でも最後は休符。
これって音楽なんだろうなぁと思う。
けれど、それを創ることが、めちゃめちゃ難しいけれど!

音符があるからだけが、音楽というわけでもなく。
休符の中でどうやって音楽するかってことを、これまで学んできた。
難しいけれど。
人も音楽も休むことも大事ってことか。

無声の音楽ってピアノ楽譜もあるからねぇ。
何もピアノを弾かない、ただただ無音の楽譜。

Schubert2楽章で、歌曲王らしい音型が出てきた。
彼の休符と音符のはざまの音って、おもしろい。
けれど、ともかく長く、繰り返しが多いのが、なかなか大変だなぁ。
集中力との闘い。。。(Cl.sonne)

【練習場所】
夙川公民館1階 第2集会室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=1, Fg=0, Hr=1,Trp=0 以上4名
弦 Vn1=1, Vn2=0, Va=0, Vc=1, KB=0  以上2名  合計6名

【練習曲】
シュポア/九重奏曲作品31
シューベルト/交響曲第8(9)番第1・2楽章

【珈琲タイム】

・今回はインドだったらしい。。。

【お知らせ】
・次回、シューベルト3・4楽章の予定。

2025/05/03 シューベルト

チャイコフスキーからシューベルトへ。

しっかり、音楽がドイツ語。
いままでミューが作ってきた言語が生かされてるせいか、
チャイコフスキーのように、「さて?」と思うところが少ない。
音楽ってほんと、言葉だなぁと思う。
シューベルトってちゃんと(?)ドイツ語だなぁと思った初見大会だった。

しかし、シューベルトらしいというか、なんというか、、、。
アルペジオーネを練習しているということもあるせいか、
彼の歌曲のイメージから、最近は、見え方が変わったきた。
歌曲王のイメージだけのときは、若くして亡くなった人だったんだなぁとぐらいしか思っていなかったけど、ピアノも含め、器楽曲を演奏すると、なんともめんどくさそうな人物像が見え隠れしている(笑)。

このウィーン時代、いろんな人がかかわっているから、なかなかおもしろそうな時代だなぁ。
クリムトのシューベルトの絵は焼失してなくなったらしいけれど、音楽だけでなく、芸術家どうしの交流もあり、そうそうたるメンバーが生きていた時代。
輝く星々、磨き合っていたんだろうなぁ。。。

【練習場所】
夙川公民館2階 第1集会室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=1, Fg=0, Hr=0,Trp=0 以上3名
弦 Vn1=1, Vn2=0, Va=1, Vc=2, KB=0  以上4名  合計7名

【練習曲】
シューベルト/交響曲第8(9)番第1・2・3・4楽章

2025/04/26 時間

マスコットボーイだった子が、大人になってた!
久しぶりに会うと、気分は親戚のおばちゃん(笑)。

練習室の入口で顔を見て、大人になったなぁ~と思った。
久しぶりに楽器触ったんだろうけれど、長く聞いていなかった音は、
やっぱり、この子の音だった。懐かしかったなぁ。

音楽は、その人の本質を丸裸にするから、隠せない。

小学校の入学時に、入学祝でシンフォニーホールへ連れて行ったことを、ふと思いだした。
お母さんのおなかの中、卵のときからミューの音を聞いて育ってきた子。
話しっぷりがお父さんそっくりなのは、DNAなのか、環境なのか(笑)。

しかし、子供が成長する時間と、大人が積み重ねる時間は同じなのに、
自分が年を重ねていることは、すっかり忘れているなぁ~(笑)。
みんな精一杯生きてるなぁ。(Cl.sonne)

【練習場所】

夙川公民館1階 第2集会室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=1,Trp=0 以上5名
弦 Vn1=1, Vn2=1, Va=1, Vc=2, KB=0  以上5名  合計10名

【練習曲】
チャイコフスキー/交響曲第5番1・2・3・4楽章

【珈琲タイム】
練習後に、ゆっくりと。

【お知らせ】
・シューベルト「ザ・グレイト」をやるかも~。(予定は未定…)
各自で楽譜の用意を。