先日、同僚から共感覚についてのテレビ番組の話を聞いた。人間の能力の特集だったらしい。
数字や文字見たり音を聴いたりすると、色や光が見える共感覚を持つ人たちのことも、かなり取り上げていたよう。
ベートーヴェンを好きな宮沢賢治は、音楽を聴くと情景が見え、
「皇帝」を聴いて、「悪魔が槍を持って踊りだしてくる」と語った。
また、モーツアルトは光共感覚だったのではないかと言われている。
ハ長調を、リムスキー・コルサコフは白色、スクリャービンは赤色と言う。
調性が持つのは抽象的概念もあり、ハ短調が宿命的な運命的な、というようなものもある。
見えないものを見えるものに脳が変換してしまうのだから、人間っておもしろい。
手で色を感じる人も世の中にはいるしねぇ。
それにしても、目に見えている楽譜を見えない音にしていくのだから、
音楽するって高度だなぁと改めて思う。
シューマンとベートーヴェン。
ミューのみなさんはどんな色や情景を想像しているのかな。
豊かな音楽をみんなで奏でられたらいいなぁって思う。
ミューで演奏していると、過去の経験や体験を彷彿とさせられることがある。
今年一番のその体験は、年始早々1回目の合奏前のチューニング。
年末年始のドイツ逃亡からの帰国直後の練習でのこと。
あのときのコンミスが弾いたAは、ドイツのオケが演奏を始める直前の、音楽が凝縮された音そのものだった。
私の心は一瞬でドイツの情景の中へ。驚愕してた。実は。
そして、内心ニヤリとしてた。(笑)
あのときの感覚はたぶん忘れることはないと思う。
たった一音。
そこに音楽があるミューを、私は愛してやまないなぁ。
【Cl.K】
オーケストラ練習
19:00~21:30 夙川公民館1階第1集会室
指導 中牟田先生
練習参加者
管 Fl=1, Ob=2 , Cl=1 , Fg=2 , Hr=2 , Trp=0 以上8名(女性4名)
弦 V1=2 , V2=3, Va=0 , Vc=2 , K.B.=0 以上7名(女性4名)
合計15名(女性8名)他に女児が2名
練習曲目
ベートーヴェン/交響曲第8番 第1楽章,第2楽章,第3楽章
シューマン/交響曲 第3番 第1楽章,第2楽章
所要時間
19:03~20:02(59分)シューマン/交響曲第3番 第1楽章
20:02~20:34(32分)シューマン/交響曲第3番 第2楽章
20:34~20:47(13分)休憩&チューニング
20:47~21:05(18分)ベートーヴェン/交響曲第8番 第1楽章
21:05~21:22(17分)ベートーヴェン/交響曲第8番 第2楽章
21:22~21:31(09分)ベートーヴェン/交響曲第8番 第3楽章
椅子並べ Vc.Tさん。
次週練習曲
ベートーヴェン/交響曲第8番
シューマン/交響曲第3番
事務局より
・次回の練習場所も夙川公民館。
おやつ
・中牟田先生より、九州土産の明太子煎餅(大人用)とプリッツ(子供用)。