コンミスが多忙につき代理をすることが多いが、毎度思う。
「あれ、こんなに弾けないのか、、、。自分の音色ってこんなもんなのか、、、。」と。
音楽は、楽譜通りに弾くのは当たり前(なお、弾けてない)で、音色を作り出すのが本番だというのは頭では分けるができない。
そんなときに宮下奈都の『羊と鋼の森』という小説を読んだ。あらすじはこうだ。
ーなにも取り柄のない高校生「外村」は、調律師の「板鳥」と出会う。そしてピアノの音に魅了され、調律師の道を歩んでいく、、、ー
この小説で好きな場面がある。
外村が仕事で失敗し落ち込むところに、憧れの板鳥が自分の目指す音を、「明るく静かに澄んで懐しい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」と語る。
ひとり一人が奏でる音にはそれぞれ個性がある。自分は今まで誰かに合わせて、自分の音楽に責任をもっていなかったのではないかと思った。まだ、今からでも間に合うだろうか。
板鳥はこうも言っていた。
「焦らないでください。こつこつするのが、大切ですよ。」
自分の音色を見つけるのはまだまだ時間がかかりそうだ。
【Vn.U】
オーケストラ練習
19:00~21:30 夙川公民館1階第2集会室
指導 中牟田先生
練習参加者
管 Fl=2, Ob=2, Cl=2, Fg=2, Hr=3 以上11名
弦 Vn1=2, Vn2=2+1(臨時2nd), Va=3+1(臨時ヴィオリスト), Vc=2 以上11名 合計22名
所要時間
19:01~20:09(68分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第1楽章
20:09~20:21(13分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第2楽章
20:21~20:41(20分)休憩&チューニング
20:41~21:25(44分)ブラームス/交響曲第2番 第2楽章
21:25~21:30(05分)ブラームス/交響曲第2番 第3楽章
椅子並べ 1stVn.Uさん,Cl.Mさん
事務局より
・次回の練習は上宮川文化センター(芦屋)。