フォルテとピアノ。

日曜日、久々に吹奏楽の演奏会に行ってきました。
市内の吹奏楽団数団体の合同演奏会。

フォルテってなんだろうなぁ、ピアノってなんだろうなぁ‾と思いました。

私が吹奏楽団で吹くと、「オケの人だねぇ‾」と言われることがあります。
不思議ですね、同じ楽器なのに、吹奏楽の人やらオケの人やら(苦笑)。
でも私も、それを感じる奏者に出会うことがあります。

私自身は大学時代に吹奏楽団で吹いていたので、
ミューに入ったときに、音の出し方がわからなかったのは事実です。
中高時代のオケ経験はどっかに飛んでしまっていました。。。(苦笑)

中牟田先生が「豊かな」という言葉を、結構よく?おっしゃいますが、
豊かさって何かなぁと思ったりします。豊かなフォルテ、豊かなピアノ。

うるさいフォルテになっちゃうんですよねぇ、、、フォルテ「f」と見ると。
ピアノは逆に弱弱しいピアノになっちゃう。
私の場合、キレイな音を出そうとしすぎて、ピアノが弱くなりすぎてるんですよねぇ。
美しさの根底には強さもないといけないんですが、もうちょっと心強くなりたい。

フォルテって、
すべての楽器の音がそれぞれ色合い持っているけれど
光みたいに全部合わさっても透明になっていて、
プリズム通すと、分散して音符がすべて見えるんもんじゃないかなぁと、思います。

1人よりも2人、3人といったほうが豊かな音が出そうだけれど、
でも、同じ向きのベクトルじゃないと、屈折しまくってそうですねぇ。(苦笑)

ピアノって、小さい音なんじゃなくて、
時々フォルテよりも強く響いて、優しさに満ちてるなぁと思ったりします。
これまた豊かな音ですよねぇ。

ラベルの「ボレロ」なんかいい練習になりそうですね。。。
同じフレーズで楽器が増えつつ、どう豊かな音楽を作っていくか。

音って言葉だから、音の豊かさって、どういうことなのかなぁ。。。

楽譜通りに演奏しても豊かさは出てこない。
でも譜面どおりに演奏する技術は最低限必要。

う‾‾ん、第九の1楽章、
木管アンサンブルの部分、どうやったら豊かな響きが奏でられるかなぁと考え中です。
あそこ、もっともっと豊かに吹きたい。
ひとつひとつが独立しながらも、からみあって共鳴しあいたい。

音楽は神様からのプレゼント、
楽譜は神様へのラブレターとか言っていた映画があったのような気がします。

愛いっぱいの豊かな音。
いいな、こういうのが。

どんなに大きい音でも胸に届かない、響かない、
どんなに上手でも心に響かない、
これって、なんでしょうねぇ。

吹奏楽の演奏聴きながら、頭の中でオケが鳴っていました。
で、ずっと考えていました。
こういうときだけ、器用な頭です。(苦笑)
普段もこれぐらい同時に2つ以上のことができないもんかなぁ。(苦笑)

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“フォルテとピアノ。” への1件の返信

  1. 私はオケではそこまで音色にこだわらないというか、
    もっともっと部品になりたいと思って弾いてます。
    トゥッティが主な弦楽器だからかな?

    管楽器さんはきっと、もっとソリスティックなものが必要なのでしょうね。
    吹奏楽はトゥッティ部分も多いんでしょうか?

    手段と目的をいっぺんに考えると変な力が入ります。
    目的の部分をマエストロに委ねつつ、
    求められている音を出す最善の方法を考えることに集中したいかな~

    弾くことに余裕がないだけかも(泣)

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