2025/02/22 原点回帰

毎週土曜日の早朝に放送される音楽番組。
子供たちを集めた山田和樹マエストロによる「未来オーケストラ」。
この2週間は音楽創りの様子の放送だった。
今回はその本番の様子。

練習時からも、このマエストロが子供に伝えることは本質をついてるなぁと思いながら、見ていた。
子供に考えさせつつ、子供たちを「一人の演奏家」として接することがよかった。
それだけ力量のある子供たちだから、ということもあるのだろうけれども。

自分自身のいままでの音楽創りを想う。
結局、草津音楽アカデミーでもそうだったけれど、ああいいなぁと思う人たちは有名無名関係なく、みなさん同じことを言っている気がする。
ここまで生きてきて、幸せな音楽創りがこれまでできてたなぁとこれまでを振り返ると、泣けてしまった。

山田氏が言うことは、これまでに教えてもらってきたことばかりだった。
いままでの過去が今の私を作っている。
周りの先生方にも仲間にも、感謝しかないなぁ。

この番組に出てくるのは、実力ある子供たちばかりなので、技術が高いことが前提とはなるが、音楽するってこういうことだよなぁと思う。
笑顔が笑顔を呼び、集中力が音楽の密度を高め、伝えたいという気持ちが波動となって観客の心を動かす。
技術が心を動かすことももちろんあるけれど、あの純粋に音楽を楽しみ、自己表現として楽器を奏でる音楽。
こういう心の音を聞かせてもらえると、泣くわ。。。(笑)
よい音楽は、聞き手の心を豊かにするものだなぁと思う。

今回は、編曲も面白く、たぶんクラシック音楽をそんなに聴かない人でも、わかりやすい名曲集。
昔、フックトーンクラシックって流行したけれど、そんな感じで「クラシックのおもちゃ箱」というタイトルで、1曲にまとめられていた。
ベートーヴェンンからブラームスはありがちだろうけれど、ショスタコーヴィチやガーシュインになったり、ラベルやプロコフィエフになったかと思うと、またベートーヴェンへ。
奏者としては、曲感が違うから切り替えが大変だなぁ~とは思いつつ聞いた。
いや、あの変化球ぶりは大変だわ~~。(笑)

子供だからいいのではなく、一人の人間として音楽を創る姿勢がいいなぁと思う。

ナマモノの音楽。
一歩一歩、今できることを積み重ねていくしかない。
まぁ、とりあえずは音階練習かなぁ。。。
冬でピッチが低くなるのもあるけれど、調性が出せず悩ましい今日の私の4楽章…。(Cl.sonne)

【練習場所】
夙川公民館1階 第2集会室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=0,Trp=0 以上4名
弦 Vn1=1, Vn2=1, Va=0, Vc=2, KB=0  以上4名  合計8名

【練習曲】
チャイコフスキー/交響曲第5番4→3楽章

【お知らせ】
・次回も第3・4楽章の予定。(Hrさん参加で2楽章も…?)

2025/02/15 春の気配。

温かな週末。
また翌週には寒の戻りがあるらしいが。
春の気配を感じる陽光の温かさ。

12月頃には、木々たちが春の準備を始めていた。
これまでじっくり自然を見ながら過ごすことがなかった。
このところの週末のトレーニング中は、自然を堪能し、たくさんのことを発見している。
そして、深呼吸しながら、小鳥たちの鳴き声を聴く。

桜って、気温の蓄積で開花を始めるらしいけれど、こんな寒い時からもう春の準備を始めているんだなぁ~、と12月頃の週末のトレーニングの時に見ていた。

命って、力強い。
みんな生きようとしているんだなぁって、公園の中でトレーニングしていると思うことが多い。
なのに、人間ってなんて弱いんだろう。
そして、なんて強いんだろうとも思う。
人間って自然の一部。
それを忘れがちだなぁと、音楽をしていると思うことがある。

今日の練習は、人間らしい創造の音楽が見えた。
2ndVn.さんが、なんとも2ndVn.らしい音を出していた。
そして、コンミスさんは直前の宣言通りに、チャイコフスキーのバレエそのものの音楽を3楽章で体現するし。
個人的に去年見たプロの公演による、ミニ(?)バレエの白鳥湖の空気感。
チュチュや足さばきを思い出すような音楽するのだから、かなわないなぁ。(笑)

花開くような、自然の音楽。
瞬間芸術だからこその、ナマモノの音楽。
合奏の醍醐味。(Cl.sonne)

【練習場所】
夙川公民館2階 第1集会室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=0,Trp=0 以上4名
弦 Vn1=1, Vn2=1, Va=0, Vc=2, KB=0  以上4名  合計8名

【練習曲】
チャイオフスキー/交響曲第5番4楽章
ざっと第1~3楽章通し

【連絡】
・次回も、4楽章から。

2025/02/08 雪やこんこ。

この1週間は久しぶりに雪めいている。
体にはよくないが、寒いのが大好きな私。
ベランダでステンレスのボウルに氷を張って、出勤前に毎朝、氷を眺めている。
昔から寒い日はよく氷を作っていた。
でもそんなことをやっていたことも忘れていたここ数年。
今はちょっとは心の余裕ができたなぁと、感謝感謝。

今日はどれくらいかな~って、氷の厚さで寒さを知る。
日に日に氷が厚くなっていくので、おもしろい。

そして、夕方に、1週間前、調整に出した楽器2本の受け取りに行った。
ここ数年出していなかったものだから、なかなかのお値段。
いやはや。
寒くなるのは気候だけでいいんですが。。。(Cl.sonne)

【個人練習場所】
夙川公民館1階 第2集会室

【お知らせ】
・雪のため、メンバーが集合できず、急遽個人練習に変更。

2025/01/25 泉のごとく。

ミューの練習前に、久しぶりに音楽のオベンキョー会へ行った。
プロの弦楽器奏者さんとピアノのブラームスのカルテット。

その中で、クララコードを聴いていると、涙が出てしまった。
もちろん、奏者の方々の音楽創りの素晴らしさもあるだろう。
けれど、ブラームスの愛いっぱいの音型を感じて、この音符の動きって、愛情たっぷりの音だなぁと思うと、もう涙腺だめだった(笑)。

演奏を聴きながら、部屋から外を見ると、なんとも寒くて温かな空だった。
対極にあるものを同時に感じる不思議さ。
雲が少々出ているけれど、日本の冬らしい空だ。
あの山の向こうにいるクララへ、音楽を届けたいとブラームスは思って創ったのかなぁと思った。
ブラームスの交響曲第1番のHrの音もそうだけれど、クララを想っての音って、人間らしくて琴線に触れる。
音楽って、心の音なんだよなぁってつくづく思う。
しかもハ短調かぁ。意味深だなぁ。。。

週末の公園での筋トレやストレッチをしていると、鳥たちの声がよく聴こえる。
あんなに小さい音なのに、なんと響くことか。
音楽そのものが、自然の音だなぁということを思い出された。
それを忘れての演奏は自然の摂理に反するから、感動って薄れるのかなぁとも。
技術の高い演奏ではなく、感動は違うところで起きている。
もちろん、技術あってのことでもあるけれど。
子供の合唱に感動することは、そのあたりがあるからかな。

私にはやっぱりうちのコンミスの音楽が好きだなぁと思うし、もっと音楽が揺らせばいいのに、と思うことすらある。
人間らしい揺らぎの音楽。放物線的な。
といっても、私自身が音をつけていけるかはわからないが(笑)

今日のチャイコフスキーの5番も、自然の音がいっぱい。
写真も実はロシアの秋のツンドラの様子。
長く閉ざされた雪の下には、この命の芽吹きや命のリレーも。
(Cl.sonne)

【練習場所】
プレラホール練習室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=1,Trp=0 以上5名
弦 Vn1=1, Vn2=1, Va=0, Vc=2, KB=0  以上4名  合計9名

【練習曲】
チャイコフスキー/交響曲第5番2・3楽章、1楽章通すだけ。

【おやつ】
・コーヒーとチョコクッキー。

【お知らせ】
・2/1(土)は練習お休み。次回は2/8(土)。
・次回練習は4楽章の予定。