2025/10/04 

ドボルジャークの才能を見出し、支援したブラームス。
今回の練習では、ブラームス交響曲第2番をざ~~っと通した。
約7年ぶり?に楽譜を見たが、ま~~、きれいに忘れてるもので(苦笑)。
まぁ、楽譜も埃かぶってたけどね。。。

練習しているときは全部覚えちゃうけれど、1度離れると、まったくもって忘れていく。
その分、楽譜が新しく上書きされて自分の中に蓄積されていく。
ある意味才能だな、と思うことにしておこう。。。(笑)

久しぶりに見て、楽譜は初見に近いけれど、勝手に指が動いていくことがあった。
いや、本当に覚えてないから、よく動いたなぁ~って自分でも内心思ってた(笑)。
これまでのいろんな練習や、勉強会などのおかげだなぁと思う。
だからか、なんとなく音の方向性が分かるときがあった。
といっても、音締めや音の発音、流れの方向性、アップタクト全然できてないから、学びは必要。(アウフタクトではない)

その上で、拍のずれが面白く感じてこれてきている自分も確認できた。
ちょっとは成長していると思いたいところ!

ドボルジャークもだけど、ブラームスってベートーヴェンの流れを汲んでるからか、やっぱり音楽の香りが似ている。
第九ほどではないけれど、宇宙の音と光がするなぁってところが今日もあった。
それに、スコア見ていても、音があふれ出すことがあった。
たぶん、これは7年前の本番のおかげ、な気がする。
気づかないところで、いろんなものが蓄積されてたんだなぁ。。。
感謝。

オケ曲は、聴いてしまうと各オケの演奏の癖(?)を覚えちゃうから、ミューでナマモノの合わせをするのに邪魔になるために、もう聞けない。
2番以外で、好きなオケを聴きますかねぇ~。

で、今回の合奏直後に思ったのは、ブラームスのクラリネット五重奏曲、吹きたいなぁって、こと。
め~~っちゃ難しいから、オケ曲みたいに通すことも不可能だけど、またコンマスさまたちに遊んでもらわなければ!
(Cl.sonne)

【練習場所】
夙川公民館2階 第1集会室

【練習参加者】
管 Fl=2, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=1,Trp=0 以上6名
弦 Vn1=1, Vn2=1, Va=0, Vc=2, KB=0  以上4名  合計10名

【練習曲】
ブラームス/交響曲第2番 第1~4楽章ざ~~っと通す。
その後、2→1楽章

【KAFFEE!Zeit】
・今回はブラジ~ル。
・安納芋チョコクッキー。

【お知らせ】
・10/11・18の2週間、活動がお休みになります。

2025/09/27 アマチュアリズム

このところ、なんだか「アマチュアリズム」という言葉を目にすることが増えた。
昔、芥川也寸志さんの本に出会った時も、この言葉はよく見て考えさせられたが、先日の山田和樹さんのベルリンフィルのドキュメント番組でも、彼から出た言葉はこれだった。

音楽が「楽しい」というのは、活動するときに根底にあるものではある。
けれど、突き詰めていくほどに、音楽は苦しくもなるものだと思うし、楽しいものであるだけの音楽はもうとっくに卒業していると思うことが多いし、そこで立ち止まりたくはないと思う。
深い音楽を目指しているのに、楽しいだけというのはあり得ないだろうし。
苦難の道を乗り越えてこその喜び。
ブラームスの言葉みたいだけど。(笑)

深いことをやればやるほど、悩ましさもあるけれど、それを昇華できた時の喜びは、ただ楽しいだけのことをやっているとき以上のものを得ることができる。
そういう音楽を、ミューで約30年間もの時間をかけて創ってきてたと思う。
これまでの団員さんもサラ~~っとしてるけど、実はみんなそれぞれに追求して、練ってきた。
だから、個性派ぞろいで、まとまらないときはまとまらないけれど(笑)、まとまりだすととんでもないエネルギーがあるなぁと、いつも思ってきた。

プロとアマチュアって、それまでに時間をかけて培ってきたものが違うから技術の違いはあるかもしれないけれど、追い求めようとする気持ちは、アマチュアリズムの中にあると、芸術家の人たちは、よく言っているのを聞く。
本業を別にもっているアマチュアにとっては、音楽ばかりできないこともあるけれど、プロとアマチュアって、なんかそう変わらん気もするなぁ~って、この年になると思うこともある。
もちろん、プロの人がそれを仕事として成しえるまでかけた時間とお金は、アマチュアとは異なるものだろうとは思うけれど。。。

感動という意味で、人の心を動かすのは、技術ではない。
どれだけ演奏がうまくて、すごい技術だなぁと思うことはあっても、感動はしない。
そこに私は興味が向かない。。。(えらそうだけど。)
それよりも、たった1つのロングトーンで泣けることのほうが、音楽的だなぁと思う。
3年前だったか、知り合いの名古屋フィルのコンマスさんの演奏会へいった。
アンコールでたった1つの最初の音で、涙が止まらなくなってしまった。
これもまた、ベートーヴェンの曲だった。
(ちなみに、この演奏会、弦楽演奏会。すばらしかった!!)
ベートーヴェンの曲って、節目にとんでもない出会いをすることがある。

そんな琴線に触れる響きを創れることが、音楽だなぁと思う。
そして、それを創り出す人間の驚異的な能力は未知数だなぁと思う。

天才は99%努力と1%才能って言われるけど、その1%の差は大きい。
才能によって差は生まれるが、その前に、努力はしないとねあかんだろうなぁ~と思いつつ、なかなか自分に向き合えていないなぁと、「アマチュアリズム」という言葉で、改めて考えさせられる。
音階練習、このところ徹底してできてないなぁ、、、と。
(Cl.sonne)

【練習場所】
上宮川文化センター 視聴覚室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=1,Trp=0 以上5名
弦 Vn1=1, Vn2=0, Va=2, Vc=2, KB=0  以上3名  合計8名

【練習曲】
ドボルジャーク/交響曲第6番 第1・3楽章

【お知らせ】
・次回、ブラームス交響曲第2番をかじる。。。

2025/09/20 ヴィオラ

つい最近のこと。
ドイツでビオリストさんが金庫に楽器と弓を保管していたところ、泥棒が。
3人で300kgの金庫ごと運びだしたらしい。
楽器と弓(何10本か)を盗み出しとか。
ただいま、懸賞金5万ユーロだっけか。
しかし、金庫ごとってすごい話。。。

日本でも車上荒らしで楽器がなくなった話はあるけれど、戻ってくるのが日本らしい。
財布を落としても(ATMの横に置いてしまった)、そのまま帰ってきた(警察署に届けられていた!)私の経験としては、こういう日本であり続けてほしいと願うばかり。。。

さて、ドイツのこの話。
何挺の楽器と何本の弓が帰ってくるのやら。。。
(Cl.sonne)

【練習場所】
夙川公民館2階 第1集会室

【練習参加者】
管 Fl=2, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=1,Trp=0 以上6名
弦 Vn1=1, Vn2=0, Va=0, Vc=1, KB=0  以上2名  合計8名

【練習曲】
ドボルジャーク/交響曲第6番 第4・2楽章

【おやつ】
・ゴーフル、珈琲。

【お知らせ】
・次回1・3楽章の予定。

2025/09/13 夢

指揮者、山田和樹さんのベルリンフィルでの密着番組をみた。
指揮が小澤征爾さんの空気を纏っているなぁ〜と思ったら案の定。
昔、小澤さんの薫陶を受けたシーンがあり、
空気感というか、考えというか、棒の語り方というか、ともかく小澤さんと似ている。
棒で語る音楽が、ワクワクしてくる感じ。

元々、別番組でのキッズオケへの指導時の感じが、面白いなぁと思ったのが、彼への興味のきっかけ。
ベルリンフィルの棒を振ることになったのは1年半前だとか。
歓声3秒、その後はプレッシャーだったとのこと。
夢を叶えられる喜びと共に、世界の檜舞台に立つプレッシャー。
けれど、喜びはいかばかりか。

以前観た小澤さんのベルリンフィルのチャイコフスキーの指揮は、涙が出そうな音を響かせる指揮だった。
また、ウィーンの楽友協会のニューイヤーのラデツキーの指揮はなんとチャーミングな!と思う、魅力ある指揮。
昔の「春の祭典」指揮もまた素晴らしく。
斎藤秀雄さんの門下生たちのオケも、いつか見にいきたいなぁ〜と思っていたのに、時は過ぎてしまったなぁ。

山田さんは、これからが楽しみだなぁ。
山田一雄さんの孫だったとは!

山田和樹さんもまた、芥川也寸志さんと同じことを言っていた。
「音楽の根底にあるのは、アマチュアリズム」
「プロもアマチュアも、垣根はない」

だから、音楽って面白い。
(Cl.sonne)

【練習場所】
夙川公民館2階 第1集会室

【練習参加者】
管 Fl=2, Ob=0, Cl=1, Fg=0, Hr=0,Trp=0 以上3名
弦 Vn1=1, Vn2=1, Va=0, Vc=2, KB=0  以上4名  合計7名

【練習曲】
ボッケリーニ/フルート五重奏曲ト長調作品17No.5 G423
ドボルジャーク/交響曲第6番第1・2・3・4楽章

【おやつ】
・塩味饅頭

【お知らせ】
・次回、ドボルジャークの4楽章から。