2017/02/07　ホッテントットの計算　19時～21時30分　夙川公民館1F

ホッテントットは、数の概念が3迄で、4以上は沢山と表現していたらしい。それなら計算が出来無い筈だと考えたあるヨーロッパからの観光客は、売店の売り子がホッテントットだったので一計を案じた。土産物を10個買って半額程度の支払いで済むのでは無いかと。
ところが件のホッテントットは、旦那の欲しい数だけテーブルに並べてくれと言った。それに一個ずつ代金を置いてくれと。
これを読んでいるあなたはもうお気付きでしょう。3迄しか勘定出来なくてそれ以上は沢山という程度で、計算なんぞ出来なくても、彼は、まんまと全代金をせしめた事を。
この失敗談を聞いた或る数学者が思わず膝を叩いた。その方法なら無限大の大きさを比較出来ると。つまり1：1の対応という手法を使えば無限大の大きさの比較が可能だと。たとえば、5センチの線分上の点の数と10センチの線分上の点の数とどちらが多いかに対して明快な解答兼証明が出来ると。

さて、どうやるか？・・・その気の有る方は考えてみて下さい。
以下追記

ホッテントットは現在ではコイ族と呼ばれていて、ホッテントットはどもる人という所謂蔑称なので使用は不適切では無いかとのご指摘を頂いた。

この話はコイ族がホッテントットと呼ばれていた時代の話で、62年前の小生が高校生時代に読んだ話を思い出して書いた。

アフリカ南部の原住民が数学的上の凄い知恵を持っている事を発見しての驚きが主眼となっている。

従って、ホッテントットを現在のコイ族に置き換える事は不可能な気がする。

何故なら、現在のコイ族の計算力を知らないからである。

強いて置き換えるとすれば、ホッテントット?「ある未開人」と置換するか・・・である。
 オーケストラ練習

指揮と指導　中牟田先生