数日前、仕事で伺った皮革の作業場で、和太鼓を見せていただいた。人権問題と皮革産業。様々な人の思いに触れた研修だった。
作業場で見せていただいた修理中の太鼓は、約300年前のもので、その内側には、なんと当時の太鼓制作者の名前があった。同じような太鼓がもう一つ。2つの太鼓は、関西の南と北から集まり、同時期にこの作業場に修理を依頼されたものだったが、なんと、同じ制作者の名前が刻まれていた。
それぞれが経た時間と交わる人。この2つの楽器の中には、違う300年がそれぞれにあるのかと思うと、ドキドキした。
胴は約500年保存できるほどの木でできているらしい。新しい皮の寿命を考えると、あと200年この太鼓は響き続けるのかと、交わっていくであろう人を思う。
「牛を『殺す』とは言わない。『しめる』という。牛を傷つけるための行為ではない。
この行為は、命をいただくためのもの。命はつないでいくためのもの。」
「和太鼓の響きは命の響き」
職人さんは語った。行為は一緒でも、自然の摂理にどんな名を与えるかは、大事なことなのかもしれない。
脳天をハンマーでかちわってしめられていく牛の姿と、その後の工程。映像を見た直後に和太鼓の音を聴かせていただき、この音は自然からいただいたものなんだなぁと、心底思わされた。
音楽が紡ぐ命。命の響き。心で聴こうとしないと聴こえないものがある気がする。
楽器の奏でる響きの中に、そして楽譜の中に、長い長い時間があり、たくさんの命が交わっての今。 音を聴く気持ち、もっと大切にしないといけないなと思った1日だった。
【Cl.K】
オーケストラ練習
19:00~21:30 夙川公民館1階第2集会室
指導 中牟田先生
練習参加者
管 Fl=1,Ob=2,Cl=2,Fg=2,Hr=1 以上8名
弦 V1=3, V2=3, Va=3, Vc=1 以上10名
合計18名
所要時間
19:01~19:42(41分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第1楽章
19:42~20:14(10分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第2楽章
20:14~20:29(13分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第3楽章
20:29~20:42(13分)休憩&チューニング
20:42~21:34(31分)ブラームス/交響曲第2番 第1楽章
椅子並べ Cl.Mさん
事務局から
・18日(土)は練習ありません。
おかし
・2ndVn.Iさんよりベイクドショコラ