2025/09/27 アマチュアリズム

このところ、なんだか「アマチュアリズム」という言葉を目にすることが増えた。
昔、芥川也寸志さんの本に出会った時も、この言葉はよく見て考えさせられたが、先日の山田和樹さんのベルリンフィルのドキュメント番組でも、彼から出た言葉はこれだった。

音楽が「楽しい」というのは、活動するときに根底にあるものではある。
けれど、突き詰めていくほどに、音楽は苦しくもなるものだと思うし、楽しいものであるだけの音楽はもうとっくに卒業していると思うことが多いし、そこで立ち止まりたくはないと思う。
深い音楽を目指しているのに、楽しいだけというのはあり得ないだろうし。
苦難の道を乗り越えてこその喜び。
ブラームスの言葉みたいだけど。(笑)

深いことをやればやるほど、悩ましさもあるけれど、それを昇華できた時の喜びは、ただ楽しいだけのことをやっているとき以上のものを得ることができる。
そういう音楽を、ミューで約30年間もの時間をかけて創ってきてたと思う。
これまでの団員さんもサラ~~っとしてるけど、実はみんなそれぞれに追求して、練ってきた。
だから、個性派ぞろいで、まとまらないときはまとまらないけれど(笑)、まとまりだすととんでもないエネルギーがあるなぁと、いつも思ってきた。

プロとアマチュアって、それまでに時間をかけて培ってきたものが違うから技術の違いはあるかもしれないけれど、追い求めようとする気持ちは、アマチュアリズムの中にあると、芸術家の人たちは、よく言っているのを聞く。
本業を別にもっているアマチュアにとっては、音楽ばかりできないこともあるけれど、プロとアマチュアって、なんかそう変わらん気もするなぁ~って、この年になると思うこともある。
もちろん、プロの人がそれを仕事として成しえるまでかけた時間とお金は、アマチュアとは異なるものだろうとは思うけれど。。。

感動という意味で、人の心を動かすのは、技術ではない。
どれだけ演奏がうまくて、すごい技術だなぁと思うことはあっても、感動はしない。
そこに私は興味が向かない。。。(えらそうだけど。)
それよりも、たった1つのロングトーンで泣けることのほうが、音楽的だなぁと思う。
3年前だったか、知り合いの名古屋フィルのコンマスさんの演奏会へいった。
アンコールでたった1つの最初の音で、涙が止まらなくなってしまった。
これもまた、ベートーヴェンの曲だった。
(ちなみに、この演奏会、弦楽演奏会。すばらしかった!!)
ベートーヴェンの曲って、節目にとんでもない出会いをすることがある。

そんな琴線に触れる響きを創れることが、音楽だなぁと思う。
そして、それを創り出す人間の驚異的な能力は未知数だなぁと思う。

天才は99%努力と1%才能って言われるけど、その1%の差は大きい。
才能によって差は生まれるが、その前に、努力はしないとねあかんだろうなぁ~と思いつつ、なかなか自分に向き合えていないなぁと、「アマチュアリズム」という言葉で、改めて考えさせられる。
音階練習、このところ徹底してできてないなぁ、、、と。
(Cl.sonne)

【練習場所】
上宮川文化センター 視聴覚室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=1,Trp=0 以上5名
弦 Vn1=1, Vn2=0, Va=2, Vc=2, KB=0  以上3名  合計8名

【練習曲】
ドボルジャーク/交響曲第6番 第1・3楽章

【お知らせ】
・次回、ブラームス交響曲第2番をかじる。。。

2025/09/20 ヴィオラ

つい最近のこと。
ドイツでビオリストさんが金庫に楽器と弓を保管していたところ、泥棒が。
3人で300kgの金庫ごと運びだしたらしい。
楽器と弓(何10本か)を盗み出しとか。
ただいま、懸賞金5万ユーロだっけか。
しかし、金庫ごとってすごい話。。。

日本でも車上荒らしで楽器がなくなった話はあるけれど、戻ってくるのが日本らしい。
財布を落としても(ATMの横に置いてしまった)、そのまま帰ってきた(警察署に届けられていた!)私の経験としては、こういう日本であり続けてほしいと願うばかり。。。

さて、ドイツのこの話。
何挺の楽器と何本の弓が帰ってくるのやら。。。
(Cl.sonne)

【練習場所】
夙川公民館2階 第1集会室

【練習参加者】
管 Fl=2, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=1,Trp=0 以上6名
弦 Vn1=1, Vn2=0, Va=0, Vc=1, KB=0  以上2名  合計8名

【練習曲】
ドボルジャーク/交響曲第6番 第4・2楽章

【おやつ】
・ゴーフル、珈琲。

【お知らせ】
・次回1・3楽章の予定。

2025/09/13 夢

指揮者、山田和樹さんのベルリンフィルでの密着番組をみた。
指揮が小澤征爾さんの空気を纏っているなぁ〜と思ったら案の定。
昔、小澤さんの薫陶を受けたシーンがあり、
空気感というか、考えというか、棒の語り方というか、ともかく小澤さんと似ている。
棒で語る音楽が、ワクワクしてくる感じ。

元々、別番組でのキッズオケへの指導時の感じが、面白いなぁと思ったのが、彼への興味のきっかけ。
ベルリンフィルの棒を振ることになったのは1年半前だとか。
歓声3秒、その後はプレッシャーだったとのこと。
夢を叶えられる喜びと共に、世界の檜舞台に立つプレッシャー。
けれど、喜びはいかばかりか。

以前観た小澤さんのベルリンフィルのチャイコフスキーの指揮は、涙が出そうな音を響かせる指揮だった。
また、ウィーンの楽友協会のニューイヤーのラデツキーの指揮はなんとチャーミングな!と思う、魅力ある指揮。
昔の「春の祭典」指揮もまた素晴らしく。
斎藤秀雄さんの門下生たちのオケも、いつか見にいきたいなぁ〜と思っていたのに、時は過ぎてしまったなぁ。

山田さんは、これからが楽しみだなぁ。
山田一雄さんの孫だったとは!

山田和樹さんもまた、芥川也寸志さんと同じことを言っていた。
「音楽の根底にあるのは、アマチュアリズム」
「プロもアマチュアも、垣根はない」

だから、音楽って面白い。
(Cl.sonne)

【練習場所】
夙川公民館2階 第1集会室

【練習参加者】
管 Fl=2, Ob=0, Cl=1, Fg=0, Hr=0,Trp=0 以上3名
弦 Vn1=1, Vn2=1, Va=0, Vc=2, KB=0  以上4名  合計7名

【練習曲】
ボッケリーニ/フルート五重奏曲ト長調作品17No.5 G423
ドボルジャーク/交響曲第6番第1・2・3・4楽章

【おやつ】
・塩味饅頭

【お知らせ】
・次回、ドボルジャークの4楽章から。

2025/09/07 楽器

合奏中にClがA管とB管の持ち替えをすることから、楽器の話に。
マウスピースが消耗品ということで、買いなおさないといけない話が出たら、驚かれたのですが、そうなのね。。。
齧って食べているわけではありませぬ。(笑)

あまりのタイミングの良さ。
個人的にコロナと病気とかで何年も吹いてなかったから、そろそろ買いなおさないとなぁ~とは思ってただけに、神様が「いいかげん買いなさい」と言ってるのかも(笑)。

Clの語源はいろいろあるけれど、Klarというドイツ語が語源かもと、ある演奏会で聴いた。
そういう音が出したい。
元々は、イタリア語の「小さなクラリオン」が語源みたいだけど、音質として目指したいのは、Klarだなぁ。
出ない倍音もあるみたいだからこそ、それを補う音を出したいと思ってしまう。

私の楽器はフランス式のCl。
もうちょっと若かったらドイツ式買って運指覚えたかったんだけどね~。
音質もドイツ式の方が好きだし。

元々、リガチャー(マウスピースにリードを留める道具)は紐だったけど、あれ巻くの大変だから、ついついかぶせるだけの簡単なものにしてしまうのです。
元ベルリンフィルのライスターは紐でやっていたけど、もう使う人も少ないんだろうなぁ。。。
絶対あの方がいい音する気がするけど、時間がかかりすぎるから、と思ってしまう心の余裕のなさ。。。

VnやVaで言うなら、肩当で裏板の振動を止めてしまわないのが紐って感じかな。
いかに、リードの振動を止めないか。
NASAが開発した火星探査機の技術を利用して作られたリガチャーもあるけど、リガチャー1つで音が違うのも、肩当と一緒。

楽器に助けられるられることもあるから、いい楽器はやっぱりありがたいけど、最終は奏者にかかってるから、聞き手の音楽的な感動は楽器じゃないように思います。
でも手を抜いたら、それはきっちり自分の奏でる音に還ってくる。
大事なことは、体と楽器が一体化することでしょうから。

と、今回はClの紹介の巻。
モーツァルトの時代に名手がいたことから、クラリネット協奏曲とか生まれてるけど、いかにモーツァルトが新しいもん好きかわかる~。

それぞれの楽器のこと知るのも面白いかも。
弦楽器は変遷もあるし、まだ今でもピリオド楽器の演奏会とかもあるしねぇ。

おまけ。
写真はクラリネット属の「バセットホルン」。
長くなる管を短くまとめるために、 初期の楽器においてブックあるいはボックスと呼ばれる箱が 管の先のほうに取り付けられ管体はその中で折り曲げられて ベルへとつながっていたよう。
今は宝箱(?)はついていないですが。(笑)

【練習場所】
夙川公民館2階 第1集会室

【練習参加者】
管 Fl=1, Ob=1, Cl=2, Fg=0, Hr=0,Trp=0 以上4名
弦 Vn1=1, Vn2=0, Va=0, Vc=2, KB=0  以上3名  合計7名

【練習曲】
オネゲル/交響詩「夏の牧歌」
ドボルジャーク/交響曲第6番1・2楽章

【お知らせ】
・次回ドボルジャーク交響曲第6番2楽章より