2018/8/4 命の響き

 数日前、仕事で伺った皮革の作業場で、和太鼓を見せていただいた。人権問題と皮革産業。様々な人の思いに触れた研修だった。

  作業場で見せていただいた修理中の太鼓は、約300年前のもので、その内側には、なんと当時の太鼓制作者の名前があった。同じような太鼓がもう一つ。2つの太鼓は、関西の南と北から集まり、同時期にこの作業場に修理を依頼されたものだったが、なんと、同じ制作者の名前が刻まれていた。

 それぞれが経た時間と交わる人。この2つの楽器の中には、違う300年がそれぞれにあるのかと思うと、ドキドキした。
 胴は約500年保存できるほどの木でできているらしい。新しい皮の寿命を考えると、あと200年この太鼓は響き続けるのかと、交わっていくであろう人を思う。

 

 「牛を『殺す』とは言わない。『しめる』という。牛を傷つけるための行為ではない。

  この行為は、命をいただくためのもの。命はつないでいくためのもの。」


 「和太鼓の響きは命の響き」

 職人さんは語った。行為は一緒でも、自然の摂理にどんな名を与えるかは、大事なことなのかもしれない。
 脳天をハンマーでかちわってしめられていく牛の姿と、その後の工程。
映像を見た直後に和太鼓の音を聴かせていただき、この音は自然からいただいたものなんだなぁと、心底思わされた。
 音楽が紡ぐ命。命の響き。心で聴こうとしないと聴こえないものがある気がする。
 楽器の奏でる響きの中に、そして楽譜の中に、長い長い時間があり、たくさんの命が交わっての今。 音を聴く気持ち、もっと大切にしないといけないなと思った1日だった。

【Cl.K】


オーケストラ練習 

 19:00~21:30 夙川公民館1階第2集会室 

指導 中牟田先生

練習参加者

 管 Fl=1,Ob=2,Cl=2,Fg=2,Hr=1  以上8名

 弦 V1=3, V2=3, Va=3, Vc=1     以上10名
                       合計18名


所要時間 
 
 19:01~19:42(41分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第1楽章
  19:42~20:14(10分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第2楽章
  
20:14~20:29(13分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第3楽章
  20:29~20:42(13分)休憩&チューニング

  20:42~21:34(31分)ブラームス/交響曲第2番 第1楽章
       

椅子並べ Cl.Mさん

事務局から
  ・18日(土)は練習ありません。

おかし
 
 ・2ndVn.Iさんよりベイクドショコラ

2018/7/28 ヴァイオリンの夏

大人になってからヴァイオリンを始めた私。習い出してから、お休みしてた数年も合わせ、早20年が経とうとしている。子育てや仕事や介護や色んな事に追われながらなかなか進まず、猿ならぬ亀の歩みだけれど。でも、一つ言える事はヴァイオリンは奥が深い。次から次へと壁が現れる。今年こそ頑張る年にしようとレッスンも復活。夏の長期合宿も休暇を取った。音楽に浸れる四日間楽しみです。まだ、日々のしがらみはあれど、課題を持つ事で何かが見えたらめっけもの。刺激をもらってきます。

VL2sarusan


オーケストラ練習 

 19:00~21:30 夙川公民館1階第2集会室 

指導 中牟田先生

練習参加者

 管 Fl=1,Ob=2,Cl=1,Fg=2,Hr=2             以上8名

 弦 V1=2, V2=2, Va=1(臨時びおりすと), Vc=2     以上7名
                          合計15名


所要時間 
 
 19:05~20:38(93分)ブラームス/交響曲第2番 第1楽章
  20:38~20:48(10分)休憩&チューニング
  20:48~21:19(31分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第2楽章
  21:19~21:32(13分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第1楽章
       

椅子並べ Cl.K

事務局から
  ・警報発令、電車の運休開始。みなさま台風の備えを~!

おかし
  
・2ndVnのNマダムよりえびせん

2018/7/21 進化

私事ながら今月で天命を知る歳を迎えた。

いや、あくまでもそれは孔子の場合である。

 

ある脳科学者の解釈によると、若い時は

インプットを重視する様に設計されており、

物覚えの量も多くその時間も早い。

"十有五にして学に志す"の頃だ。

 

歳を重ねるに連れて、物忘れが多くなる理由は、

生きて行くのに必要な情報を精査し、不要なものは廃棄する。

つまりは経験による判断を直ちに行う為の進化なのだとか。

"四十にして惑わず"だ。

 

時おり楽譜のどこを演奏していたかわからなくなる時がある。

私は今、ものすごい勢いで進化している。

【Ob.O】


オーケストラ練習 

 19:00~21:00 上宮川文化センター2階視聴覚室 

指導 中牟田先生

練習参加者

 管 Fl=2,Ob=2,Cl=1,Fg=1,Hr=3              以上9名

 弦 V1=3, V2=3, Va=2+1(臨時びおりすと), Vc=2     以上11名
                          合計20名


所要時間 
 
 19:02~19:47(45分)ブラームス/交響曲第2番 第4楽章
  19:47~20:30(43分)ブラームス/交響曲第2番 第2楽章
  20:30~21:04(18分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第2楽章
       

椅子並べ Vn.Uさん,Va.Mさん,Cl.K

事務局から
  ・練習予定曲は場所と共に掲載中。ご確認ください。

2018/7/14 鼻

クレオパトラの鼻がもう少し低かったら世界の歴史は今日とは違った物になっていただろうと欧州の某歴史学者が言った。有名な話である。その真偽を検証する術は無い。
芥川龍之介は「鼻」で短編を書いた。夏目漱石に絶賛されて作家として立つ決心をしたそうな。
エドモン・ロスタンの戯曲による、シラノ・ド・ベルジュラック(17世紀フランスに実在した剣豪で且つ作家)はその鼻が異常に巨大だった故に失恋したと錯覚したが絶望どころか人生を更に有意義に生きた。彼、自嘲して曰く、「ぷかりぷかりとお主がタバコ、鼻が煙か煙が鼻か、向こう三軒両隣火事だ火事だと大騒ぎ。」とか、「やよ鼻よ、尊大なる鼻、疾風ならでは風邪引かぬ鼻」とか。
そして死に臨んで自ら墓碑銘を詠んだ。
 「哲学者たり理学者たり詩人、剣客、音楽家、はたまた天空の旅行者たり、打てば響く毒舌の名人、さてはまた私心なき恋愛の殉教者、エルキュール・サヴィニアン・ド・シラノ・ド・ベルジュラック氏ここに眠る。彼は全てなりき。しかしてまた、空なりき。」・・・・と。
最後の一句「彼は全てなりき、しかしてまた、空なりき。」なんて、泣かせるではないか。
実在の人物で、月世界旅行記(岩波文庫)なるSF小説を発表している上に剣豪で詩人でもあった。
鼻はクレオパトラ、芥川、シラノ、それぞれにとって、人生の重要な位置を占めている。
己の鼻は???じっと鏡を見る。だんだん奇妙でキテレツに見えて来た・・・人生に大いなる影響力があるとは到底思えない。あほくさ~。

【Va.M】


オーケストラ練習 

 19:00~21:30 夙川公民館1階 第2集会室

指導 中牟田先生

練習参加者

 管 Fl=2,Ob=1,Cl=2,Fg=1,Hr=3        以上9名

 弦 V1=4(見学1), V2=4, Va=2, Vc=1   以上11名
                          合計20名


所要時間 
 
 19:04~19:48(44分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第4楽章
  19:48~20:23(35分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第5楽章
  20:23~20:36(13分)休憩&チューニング
  
20:36~20:54(18分)ブラームス/交響曲第2番 第3楽章
  20:54~21:30(36分)ブラームス/交響曲第2番 第4楽章
       

椅子並べ Cl.Mさん

おかし  

 ・2ndVn.Iさんから お煎餅