2019/12/14 Allegro Molto

4楽章は、Allegro Molto です。

友人によると、高い・低い、速い・遅い、大きい・小さい、しか指摘できない指揮者・指導者は三流以下だと。
指揮者はオーケストラで唯一、自分では音を出さない演奏者ですが、時にはオーケストラ以上に重視されます。
オーケストラは大勢の個性的な演奏者が集まって、一つの曲を演奏するわけですが、合ってなければ演奏していても喜びがありませんし、お客さんにも曲が伝わらないことになります。
音程、テンポはもちろんフレーズのニュアンスなど、いろいろ合わせることはありますが、合わせようとしてつまらない演奏になるのでは意味がありません。

ほんの稀に、ミューの練習で指揮をさせてもらうのですが、自分自身がどこまで曲を理解して、それを発信できるのか。指揮者の役割として、出したい音楽のイメージを伝え、奏者に自主的に音楽をしてもらうことが重要だと思うものの、棒のテクニックはありません。
とはいえ、週一回の大切な練習ですから、楽しく、また、なんとか曲のイメージを共有できるようにしたいと思っています。
そのなかで、楽譜に書いてあることは、やはりベートーヴェンがこう演奏してほしいと指定したこと(後から書き足された場合もありますが)なので、演奏するときには第一の指針になります。

交響曲第2番の第4楽章は、Allegro Molto です。

♩=152であればAllegro Molto になるというわけではなく、どのテンポであっても「Allegro感」が必要です。Allegroはイタリア語ですから、その本来の意味合い、感覚を理解すること、団員同士で共有することで合奏をしたときに、曲の表現したいものが合ってくるのかなと思っています。

1802年に作曲された曲ですが、2020年、ミューではどんなAllegro Molto な演奏に
なるのでしょうか。
【Hr.Y】

オーケストラ練習
19:00~21:30 上甲子園公民館2階 講堂

指導
中牟田先生

練習参加者
管 Ob=2, Cl=1, Hr=1        以上4名
弦 Vn1=2, Vn2=3, Va=2, Vc=1  以上8名  合計12名

所要時間
19:05~19:55(50分)ベートーヴェン/交響曲第2番 第1楽章
19:55~20:33(38分)ベートーヴェン/交響曲第2番 第2楽章
20:33~20:45(12分)休憩&チューニング
20:45~21:11(26分)ベートーヴェン/交響曲第2番 第4楽章
21:11~21:29(18分)ベートーヴェン/「エグモント」序曲

椅子並べ
Ob.Oさん, Vn.Tさん

おやつ
・Va.Hさんより,チョコレートとお煎餅