2019/12/7 壺中天

友人に貰った一枚の丸い色紙に書いてある三つの文字。壺中天とかいてある。調べてみたら壺中有天というのが出てきた。壺の中に天有りということなのだ。孔子やら、孟子やらの時代の言葉らしい。そう聞くとなにやらの教えに近いものが湧き出てきそうな匂いが….。

昔々中国のある街で薬屋を営む老人がいて、毎晩店をたたむと店先に置いてある壺の中にヒューっと入ってしまうのである。その様子を丘の上から不思議そうに見ていた若者が、ある日老人に自分も一緒に壺の中に連れて行ってくれと懇願する。最初は渋っていた老人も根負けして若者を中に連れて入ります。するとその中は店先に置いてある壺の中とは思えぬほど心地よく、酒池肉林はともかく自分の夢を叶えてくれるこの世の別天地。まさに天の世界がそこにあったのです。毎日若さを保つ老人の秘訣ともいえるのがこの壺の中に溢れていました。翌朝そこから出た若者は気分も一転、仕事にも精が出たということです。

その夢が叶う気分だけでもと我が家の小さな壺を天の壺に見立てて毎晩側に置いてみることにしました。いただいた色紙が壺の蓋にぴったり。寝る前には入り口が判る様に少しずらしておくことにしました。夢を叶えてくれる夢を見る為の壺、真夜中の暗闇でも迷わぬ用心。

この言葉の意味、ほんの少しでも没頭するほどのものを身に持っていたらそれが生活を活きいきとしたものにしてくれるという事なのですね。私には幸い音楽がその役目を果たしてくれていそうです。それこそおもう壺にはまり込んだのかも。

ちなみに壺中天という中華料理店にもたどり着いた。これは行かねばなるまい。
【Dirigent 中牟田先生】

オーケストラ練習
19:00~21:30 夙川公民館1階第2集会室

指導
Hr.Y氏

練習参加者
管 Fl=1, Ob=2,  Fg=1, Hr=1     以上5名
弦 Vn1=1, Vn2=3, Va=2, Vc=2   以上8名  合計13名

練習曲
ベートーヴェン/「エグモント」序曲
ベートーヴェン/交響曲第2番4楽章

椅子並べ

Ob.Oさん

おやつ
・Vn.N夫人よりワッフルサンド