2018/6/16 チェリビダッケとクライバーの『田園』

私の好きな指揮者二人の「田園」を何度か聴き比べてみました。

私は、曲を聴くと、いろいろな風景、景色等が頭に浮かぶタイプ。理屈ではなく、これはもう感覚なので、人に説明するのも難しいのですが。

で、この二人のを聴いたら、全く違う風景が出てきました。

 

まずはチェリビダッケ。これはもう冒頭から、ヨーロッパの牧歌的な風景が、まるで絵画のように現れる。これから始まる穏やかな日々を思うさわやかな朝の目覚め。小鳥たちがあちこちで鳴く木陰、いなかの人たちの楽しく宴会をする様子(戸外で食事の用意、転げ回って遊ぶ子どもたち、やり過ぎて怒られたり。台所では、恰幅のいい腕まくりしたエプロン姿のおばさんが木のしゃもじで大鍋かき回し、男の人たちはすでに外で飲んでる、などなどブリューゲルの絵のような)、そして山の方からの突然の暗雲と雷、土砂降り。この演奏のティンパニは、まさに山の雷。そして徐々に遠ざかっていく雲の流れ、遠雷。雲の間から光が差し込み、青空、雨に濡れて水滴がきらきら輝く草や葉…。最後には、それらの中に神の光を感じ、神の栄光をたたえながら、すべてを思い出し書き綴っていくベートーヴェン。まるで美術館で、素晴らしい絵画を見ているような、そんな気になりました。

 

次にカルロス・クライバー。こちらは、「素晴らしい大聖堂で聴いている『田園』」。いなかの風景、というよりは、大聖堂の席に座り、光り輝くステンドグラスを見ているような。ベートーヴェンが神の栄光をたたえ、その光を一身にあびているような、なんというかひたすら神様を感じながら曲を聴いている、そんな光景が目に浮かびました。

 

これはもう好みの問題ですね。

私は、チェリビダッケのほうが、好み。みんなはどうかな~。

【Hr.A】


オーケストラ練習 

19:00~21:30 夙川公民館2階第1集会室

指導 中牟田先生

練習参加者

 管 Fl=2,Ob=2,Cl=1,Fg=2,Hr=3 以上10名(女性5名)

 弦 V1=3, V2=3, Va=3 , Vc=2  以上11名(女性6名)
                        合計21名(女性11名)


練習曲目
  ブラームス/交響曲第2番 第1楽章
  ベートーヴェン/交響曲第6番 第1楽章,第2楽章

所要時間 
 
 19:05~20:17(72分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第1楽章
  20:17~20:37(20分)ベートーヴェン/交響曲第6番 第2楽章
  20:37~20:49(12分)休憩&チューニング
  
20:49~21:34(45分)ブラームス/交響曲第2番 第1楽章
       

椅子並べ Vn.コンミス,Ob.Oさん
    

次回練習曲

  ベートーヴェン/交響曲第6番 第2楽章 
  ブラームス/交響曲第2番  第1・2楽章 

事務局より
  ・次回練習場所は上甲子園公民館。

おかし
  
・Va.Hさんより、ミニお煎餅。